武豊「痛かった」致命的な不利に審議も制裁もなし……。元JRA藤田伸二氏「制裁がなかったらおかしい 」、C.ルメール「騎乗停止」疑惑に冷や汗……【週末GJ人気記事ぶった斬り!】

 様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。今週も人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!

松岡正海騎手

JRA武豊「痛かった」C.ルメール「信じられない」致命的な不利に審議も制裁もなし、ソダシ快勝の裏で被害者大量発生……あの騎手の「危険騎乗」に恨み節続々


デスク「Y」:先週のヴィクトリアマイル(G1)のソダシ強かった! 去年の秋は色々あって苦しんだけど、やっぱり芝のマイルがベストなんだろうね。白毛のソダシが勝つと他の馬より盛り上がるから嬉しい!

ライター「A」:ソダシが強かったことは確かですが、有力馬が色々と不利を受けた難しいレースになったようです。記事ではクリノプレミアムの松岡正海騎手の騎乗が疑問視されています。

デスク「Y」:最後の直線でファインルージュの進路をちょっとカット気味になったのは覚えてる。

ライター「A」:他にも菅原明良騎手のアブレイズや、武豊騎手のディヴィーナも不利を受けていたみたいですね。JRAから具体的な処分があったわけではないですが、レース後には各ジョッキーから“嘆き節”が聞かれたらしいですよ。

デスク「Y」:まあ、G1だからギリギリの騎乗になっちゃうよね……。松岡騎手はフェアプレー賞も受賞したことがある騎手だし、決して本意ではないと思うんだけど。

ライター「A」:もう1本ヴィクトリアマイルのジョッキー絡みの話があるので、このまま先に行っちゃいましょうか。

デスク「Y」:よろしくー。


元JRA藤田伸二氏「制裁がなかったらおかしい」名指し批判!? ソダシ吉田隼人は大絶賛も…“槍玉”に挙げられた意外な騎手

ライター「A」:こちらも先週のヴィクトリアマイルの話ですが、元JRA騎手の藤田伸二氏によると、最後の直線でファインルージュの進路がカットされる原因になったのは、レシステンシアに騎乗していた横山武史騎手の進路取りの影響が大きかったとのことです。

デスク「Y」:確かに、パトロールビデオをよーく見ると、最後の直線の入り口辺りでレシステンシアが外側へわずかに斜行してるね。

ライター「A」:横山武騎手からすれば、前を走っていたローザノワールをより安全に交わそうという判断なのだと思いますが、その影響でレイパパレ→クリノプレミアムと玉突き事故のように外に押しやられることに。その結果、ファインルージュの進路がカットされる事象が起きました。

デスク「Y」:C.ルメール騎手によると、前の脚が接触してしまったみたいね。一瞬、躓いてるし、もし落馬してれば危険な状況だった。藤田さんが怒る気持ちもわかるね。

ライター「A」:藤田氏曰く「制裁を食らってなかったらおかしい」とのこと。素人目にはちょっとした挙動に見えますが、一歩間違えれば横山武騎手が制裁を受けていた可能性もあるんでしょうね。

デスク「Y」:この件に限らず、あの手の不利って結構、被害馬のジョッキーのスキルに助けられてる面もあるんだよね。

ライター「A」:じゃあ、もしあの件でルメール騎手が落馬していたら、横山武騎手が制裁を受けていたということですか?

デスク「Y」:あくまで可能性の話だけどね。もし、ルメール騎手が落馬してたら当然、審議にはなるだろうし、そうなると「誰のせい?」という話になるのは必然。ファインルージュは画面で見てもわかるくらい躓いてたし、ましてや皆が必死になるG1の最後の直線。落馬しなかったルメール騎手はさすがだと思うよ。ましてや、そこから2着に持ってくるんだから、改めて凄いジョッキーだねえ。

ライター「A」:レース後にはルメール騎手自身も「信じられない」と話していましたね。

デスク「Y」:今年まだJRAで重賞を勝ててないルメール騎手だけど、いよいよ本格的にエンジンが掛かってきたんじゃないかな。そういうわけで、今週はスターズオンアースと心中します!

ライター「A」:あああ、せっかくルメール騎手の調子が上がってきたのに……。まさか“疫病神”に睨まれてしまうとは(笑)。

デスク「Y」:どういう意味だよ!

イクイノックス

JRA C.ルメール「騎乗停止」疑惑に冷や汗……日本ダービー(G1)イクイノックス騎乗消滅の危機回避も、一部ファンからは「忖度」の声

ライター「A」:生涯収支マイナス1億円くんことデスクに睨まれてしまったルメール騎手ですが、先週はヒヤリとする出来事があったとか。

デスク「Y」:誰が粗品やねん。

ライター「A」:記事によると、先週日曜日の東京3Rでルメール騎手が斜行。レース直後には、一時ネット上で騎乗停止が囁かれるなど騒然としたそうです。

デスク「Y」:もし騎乗停止になってたら、2週間後だから日本ダービー(G1)に乗れなかったわけか。

ライター「A」:幸い過怠金10万円という処分で済みましたが、同じレースでは石川裕紀人騎手も斜行して過怠金処分になっています。ただ、こちらは1万円。これだけを見ても、如何にルメール騎手が危うかったのかがうかがえますね。

デスク「Y」:JRAの発表の文面上はまったく同じなのに「0」が1つ違うとは。で、被害者は誰だったの?

ライター「A」:サトノジークですから、川田将雅騎手ですね。

デスク「Y」:それでよく助かったなあ……。

ライター「A」:川田騎手と言えば、審議関係で相当厳しい騎手として有名ですもんね。

デスク「Y」:過去にも虎の尾を踏んじゃった福永騎手が、インディチャンプのマイルCS(G1)に乗れなくなったとか色々あったもんね。一部の関係者の間だと「地雷」って言われてるとか(笑)。

ライター「A」:川田騎手は普段からストイックですし、ダメなものにははっきりダメって言いますもんね。

デスク「Y」:そうそう。だから、今回のルメール騎手も“アウト”かなと思ったんだけど。乗れなくなるのが、よりによってダービー1番人気濃厚のイクイノックスだもんな。ここだけの話、色々な便宜が図られてても全然おかしくないケースだねえ。

ライター「A」:というと?

デスク「Y」:もし、ルメール騎手が騎乗停止になったら、一番困るのはイクイノックスの陣営だよね? イクイノックスは木村哲也厩舎所属のシルクレーシングの馬で、何よりもノーザンファーム期待の生産馬なんだよね。

ライター「A」:川田騎手とシルクレーシングといえば、グローリーヴェイズが有名ですね。

デスク「Y」:これ以上、何か言うつもりはないけど、まあトップジョッキーになると色々な人に支えられてるからねえ。いつも「自分が正しいので!」というわけにもいかないでしょ。

ライター「A」:競馬って怖い……(笑)。


 さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)

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