【データが示す】桜花賞(G1)大本命ソウルスターリングは本当に大丈夫? ここ10年の単勝1倍台で明暗くっきり!大本命馬の「デッドライン」とは

 9日に行われる第77回桜花賞(G1)の主役は、なんといってもソウルスターリング(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だろう。

 21世紀の怪物フランケルの初年度産駒として、ここまで4戦無敗。今回と同じ阪神マイルの阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)とチューリップ賞(G3)を楽な手応えで快勝している”ぐりぐり”のド本命。この春のG1で「最も堅い1番人気」とさえいわれている。

 だが、少し待ってほしい。

 いくら強くとも、走るのはあくまで3歳牝馬。人間でいえば、まだまだ気まぐれな年ごろの乙女の戦いだ。最近は男勝りの牝馬も珍しくなくなったが、特に桜花賞ではここ2年、馬券で”ひどい目”に遭った記憶のある人も多いのではないだろうか。

 まだ記憶に新しいのが、昨年の桜花賞の大本命だったメジャーエンブレムだ。

 暮れの阪神JFを2馬身差で快勝して2歳女王に輝くと、年明けのクイーンCでは5馬身差のレコード勝ちと、まさに圧倒的な強さを誇っていたメジャーエンブレム。しかし、桜花賞では単勝1.5倍に推されるもスタートでやや出負けすると好位からの競馬となり、まさかの4着。仁川の直線がざわめきに包まれた。

 まさかの馬券圏外となったC.ルメール騎手も「展開が向かなかった」と青ざめた表情。いつもの冷静さが売りの名手からは、考えられないような騎乗だった。知っての通り、ルメール騎手はソウルスターリングの主戦でもある。これも距離が短く立て直す時間が限られる、マイル戦の怖さといえるのかもしれない。

 さらに、一昨年の桜花賞にもルージュバックという大本命がいた。

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