【東京スプリント(G3)展望】キタサン軍団「第2の男」が大将キタサンブラックに続く重賞制覇を目指して出陣!
19日には大井競馬場で交流重賞の第28回東京スプリント(G3)が行われる。
昨年は、前年のJBCスプリント(G1)の覇者コーリンベリーが優勝。ジョッキーは先日皐月賞(G1)を勝った松山弘平騎手だった。また2着のグレープブランデーはその後、韓国に遠征しコリアスプリント(G1)で3着に健闘。3着のダノンレジェンドも後にJBCスプリントを勝つなど、ハイレベルなメンバー構成だった。
それらの上位馬が不在となる今年は、新たな力の台頭が期待されている。中でも注目されているのがキタサン軍団の2番手として期待されるキタサンサジン(牡5歳、栗東・梅田智之調教師)だ。
演歌界の大御所・北島三郎(馬主名義は大野商事)の所有馬として有名なキタサン軍団。大将のキタサンブラックによって全国的な知名度を得たが、このキタサンサジンも今年の1月についにオープン入りを果たした。
ここまでキャリア20戦5勝ながら、通算成績は[5-7-4-4]と馬券圏内率は80%と抜群の安定感を誇る。オープン昇格直後の夢見月Sこそ5着と今一歩だったが、クラス慣れした前走のコーラルSでは勝ち馬からコンマ3秒差の3着。オープンクラスでのメドを立てると同時にさらなる前進が期待されている。
今回は初の重賞挑戦となるが、激戦区のダート短距離界で今後使いたいレースを使うために、なんとしてもここで賞金を稼いでおきたい。鞍上の内田博幸騎手を迎え、キタサンブラックの”同期”が初の重賞制覇を狙う。
そんなキタサン軍団・第2の男に立ち塞がるのが実績馬のブライトライン(牡8歳、栗東・鮫島一歩厩舎)だ。
昨年のオアシスS(OP)以来、惨敗を繰り返していたが、前走の夢見月Sでは59㎏を背負いながらも2着。4着だったキタサンサジンにも先着し、今回も「まともなら」という雰囲気を漂わせている。