舞台版『ウマ娘』にも出演! あの「個性派」の血を継承した快速娘が圧勝スタート

川田将雅騎手

 17日、中京競馬場の5Rに行われた2歳新馬戦(芝1200m)は、川田将雅騎手の1番人気トレンディスター(牝2歳、栗東・高柳大輔厩舎)が後続に3馬身差をつけて快勝した。

 10頭立てて争われたレース。好スタートを切ったトレンディスターは迷わずにハナを奪うと、前半600m通過を35秒4のマイペースに落として最後の直線へ。

 内ラチ沿いから2、3頭分外に持ち出して追われ出すと、最後まで力強い伸び脚を披露。上がりをメンバー中最速の33秒5でまとめ上げ、危なげなく初戦白星を決めている。

「見た目どおりの完勝でしたね。直線は強く追われてはいたもののノーステッキだったので、まだまだ余力も残っていたと思われます。

勝ちタイムの1分8秒9は、過去20年の中京芝1200m・2歳新馬戦でステキシンスケクンと並んで最速タイです。同馬は重賞を2勝しているので、トレンディスターも出世が期待できるのではないでしょうか」(競馬誌ライター)

 なお、本馬の父は2018年に今回と同じ舞台で行われた高松宮記念(G1)を優勝、その年のスプリンターズS(G1)も制してJRA最優秀短距離馬のタイトルを獲得したファインニードルだ。

 今年から新種牡馬としてデビューしており、JRAではこれがウメムスビに次いで2勝目。父の主戦も務めていた川田騎手は同産駒で初勝利だっただけに、感慨深いものもあったかもしれない。

 また、本馬の血統表には1991年からマイルCS(G1)を連覇したダイタクヘリオスも名を連ねている。かつて皐月賞(G1)でシンボリルドルフに食い下がったビゼンニシキの産駒であり、日本ではあまり馴染みのない大種牡馬リュティエの血を連ねる1頭だ。

 現役時代に35戦10勝の成績を残した同馬だが、1番人気での勝ち星はわずか1つのみ。評価を落としたときに激走したり、また気性難ゆえに口を割って舌を出しながら走る姿から、「オッズを読める馬」「笑いながら走る馬」などとも呼ばれた個性派だ。

 種牡馬としてはスプリンターズSを勝ったダイタクヤマトなどを輩出。2008年に惜しくもこの世を去ったが、大ヒットアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)ではハイテンションなギャル系ウマ娘として、その強烈な個性を受け継いでいる。

舞台版『ウマ娘』にも出演!

「ちなみにウマ娘の方のダイタクヘリオスですが、先月発表された2023年1月上演予定の舞台版『ウマ娘 プリティーダービー』の出演する予定です。

他にもダイイチルビー、ヤマニンゼファー、ケイエスミラクルなどが登場予定とあって、一部のファンからはダイイチルビーとの関係性などを考慮し『ダイタクヘリオスが主役なのではないか』といった声も上がっているみたいですね」(同)

 なおレース後、トレンディスターについて川田騎手は「調教では難しい面を見せていたが、無事に回ってこられてよかった」とのコメントを残している。

 難しい面を見せたというのは、ダイタクヘリオスの血を継承しているということの証でもあるか。次走は未定とのことだが、今後の短距離界で主役に抜擢されるような馬になれるか注目したい。

冨樫某

キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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