日本ダービーで松山弘平騎手がアルアインから降ろされる!? 未来のスター誕生を阻み続ければ、競馬界の明日は……
編集部
「信じられない気持ちです。乗せていただいた関係者の方々に感謝したいです」
松山弘平騎手は皐月賞をアルアインで制した後、勝利者インタビューでこう答えた。デビューから9年、悲願の初G1制覇を達成した松山騎手。その胸には万感たる思いが押し寄せ、まさに感無量だったことだろう。
だが、この時とはまた別の意味で、「信じられない気持ち」になるかもしれない事態が、松山騎手を襲おうとしている。
『デイリー馬三郎』が皐月賞馬・アルアインの次走の鞍上は「調整中」であると報じ、松山騎手から乗り替わる可能性を示唆したのだ。
確定ではなくあくまで仮定の域を出ないが、この一報に対し、ネット上では「また外人乗せるのか」「皐月賞を勝ったジョッキーを下ろすのは前代未聞…」「乗り替わりならかわいそうだ」などと、批判とともに松山騎手に対して同情する声があがっている。
「まだあくまで調整中とのことですので、本当に乗り替わりが行われるかはわかりません。早々と発表して松山騎手に対し、過剰な注目が集まるのを避けるという意図があるかもしれませんからね。
しかし、これでもし本当に乗り替わりが行われてしまったのならば、若手の騎手たちはなにを目標にして、どうすれば今後の活躍の場が増えるのかが本当にわからなくなりますよ。ただでさえ、海外で活躍する有名騎手の来日が増え、地方競馬から実績のある騎手が中央に移籍するなどしており、騎乗機会が奪われている厳しい現状が続いているのですから」（競馬誌ライター）