天皇賞・春の2強対決は今年に限り「最強枠」で決着? 過去8年「5勝2着1回」連対率75%の「1枠」よりも狙い目な”流れ”とは

 今年の天皇賞・春(G1)は、キタサンブラックとサトノダイヤモンドによる「2強対決」として例年よりも大きな注目を集めています。果たしてどちらが勝つのか……どちらも負けるところが想像できないほど強い馬なので、最後まで悩むことになりそうです。

 しかし、その結論を導き出す大きな判断材料となるのが、明日27日にも発表される「枠順」ではないでしょうか?

 3200mというG1では日本一過酷な距離を走るだけあって、枠順の有利不利の大きい天皇賞・春。スタートからコーナーを6度も回るとあって、当然ですができるだけ有利な「インコース」を回りたいところです。

 特に最近は純粋なステイヤー(長距離馬)がいなくなったと話す競馬識者の方々も多いようで、今年のメンバーもステイヤーと呼べるのはアルバートくらいのものでしょうか。キタサンブラックも、サトノダイヤモンドも優勝候補ですが、ベストはもっと短い距離にありそうです。

 そういった傾向は天皇賞・春の枠順にしっかりと表れています。

天皇賞・春(G1)枠順成績(2016~2007)
1枠 5-1-1-12/19 勝率26.3% 連対率31.6%
2枠 0-2-2-15/19 勝率 0.0% 連対率10.5%
3枠 2-0-1-17/20 勝率10.0% 連対率10.0%
4枠 1-0-1-18/20 勝率 5.0% 連対率 5.0%
5枠 0-1-0-19/20 勝率 0.0% 連対率 5.0%
6枠 1-1-3-15/20 勝率 5.0% 連対率10.0%
7枠 0-2-1-24/27 勝率 0.0% 連対率 7.4%
8枠 1-3-1-23/28 勝率 3.6% 連対率14.3%

 上記は天皇賞・春における過去10年の枠順ごとの成績ですが、見ての通りインコースを回れる可能性が高い「1枠」が圧倒的な数字を残しています。

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