【兵庫チャンピンシップ(G2)展望】昨年の新人王の重賞初制覇なるか!? 3連勝中ダートの「大物」リゾネーターが3歳最初の重賞タイトルを狙う!

 4日(木)には園田競馬場で第18回兵庫チャンピンシップ(G2)が開催される。ドバイなどの特殊な例を除けば「3歳限定戦で最初の重賞」だけに、毎年骨のあるメンバーが集う出世レースだ。

 かつてはコパノリッキーやクロスクリーガー、昨年もケイティブレイブがここで重賞初制覇。そこから白山大賞典、浦和記念、そして先日の名古屋大賞典とすでに4つの重賞タイトルを手にしている。2着馬は今年のフェブラリーSを勝ったゴールドドリームだ。今年も素質馬の出世の足掛かりとなるのだろうか、楽しみなメンバーが集った。

 その中でも中心は3連勝中のリゾネーター(牡3歳、美浦・牧光二厩舎)だ。

 前走の伏竜S(OP)は、まさに圧巻の勝利だった。抜群のスタートから好位につけると、最後の直線ではメンバー最速の末脚であっさりと抜け出し後続を完封。レース後、主戦の木幡巧也騎手が「クラスが違う」と話したように、4馬身差の楽勝だった。

 デビュー戦こそ、今や”世界No.2″まで上り詰めた怪物エピカリスに突き放されたが、続く未勝利戦を完勝。この馬の能力の高さが証明されたのが年明けの500万下であり、後にヒヤシンスS(OP)で5着するキャプテンキングを7馬身置き去りにする圧勝を飾っている。

 藤田菜七子騎手と同期で昨年デビューを果たした木幡巧也騎手は、これが重賞初制覇のチャンス。先日のマーチS(G3)ではあと一歩という惜しい2着があり、今度こそ決めたいところだ。昨年の新人王が、いよいよ全国に名を轟かせるか。

 実績面ではリゾネーターに一歩劣るが、勢いで負けていないのがクイーンマンボ(牝3歳、栗東・角居勝彦厩舎)だ。

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