【兵庫チャンピンシップ(G2)展望】昨年の新人王の重賞初制覇なるか!? 3連勝中ダートの「大物」リゾネーターが3歳最初の重賞タイトルを狙う!


 今年の3月の遅れたデビュー戦こそ芝で大敗したが、ダートに替わってからは2戦2勝と底を見せていない。それも未勝利戦が3馬身差、500万下が2馬身差といずれも危なげなく勝ち上がっている。

 近親には天皇賞・春を勝ったスズカマンボがおり、将来的にも楽しみな逸材。北村友一騎手と共に3連勝を狙う。

 勝ち味に遅いもののタガノディグオ(牡3歳、栗東・宮徹厩舎)の安定感はここでも脅威だ。

 昨年8月のデビュー戦こそ芝でシンガリ負けを喫したが、ダートに転向してからは8戦して馬券圏内を外したことがない堅実派。その分、9戦2勝と勝ち味には遅いが、それはゲートが不安定で、いつも後方からの競馬を余儀なくされている面が大きい。

 ただ、出遅れがマシだった前走の500万下は後続を3馬身半突き放す強い内容。まともなスタートさえ切れば、善戦マンを返上しての重賞初制覇もあるはずだ。

 近走こそ奮わないが、実績面ではシゲルコング(牡3歳、美浦・松永康利厩舎)に一日の長がある。

 昨年はオキザリス賞(500万下)を勝って全日本2歳優駿(G1)に出走。2番手からしぶとく粘り込み2着を確保している。ただ3歳を迎えてからは、その賞金によって他馬よりも斤量が重いために苦戦が続いている。ここ3戦はいずれも着外と一息。

 ただ、ここは久々に同斤で走れる舞台。良いころの走りを知っている内田博幸騎手に戻ったのも大きく、世代屈指の実績馬が復活の一発を狙っている。

 他にもJRA勢からはノーブルサターンも出走しているが、前走の伏竜Sでリゾネーターに完敗しており厳しいか。地方勢では地元のナチュラリーが筆頭格だが、前年の兵庫ジュニアグランプリ(G2)でJRA勢の前に7着に完敗しており、苦戦は必至だ。

 果たして、昨年の新人王・木幡巧也騎手が重賞初制覇を飾り、大器リゾネーターが連勝を伸ばすのか。それとも脇役陣の中に、将来ダートの重賞戦線を賑わす逸材が隠れているのか。楽しみな一戦・兵庫チャンピンシップ(G2)は4日(木)に園田競馬場で開催される。

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