武豊「訳わからん」の裏でファンからは悲鳴…1年ぶりに訪れたブラックサンデー
11日、阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)が行われる一方で、同日のシャティン競馬場でも香港国際競走も開催される。日本では2歳女王決定戦、海を挟んだ香港では日本馬14頭が挑戦する海外G1もあり、非常に豪華な今週末となりそうだ。
その一方、香港ヴァーズ(G1)でブルーム、香港カップ(G1)でジャックドールに騎乗を予定している武豊騎手には、ちょっとした難題も立ちはだかったらしい。5年ぶりに参戦する香港のG1に意欲を見せたレジェンドだが、携帯電話はいわゆるガラケーの愛用者としても知られている。
しかし、香港に入ってからの3日間は、新型コロナウイルス対策ということで行動制限がつくため、行動制限が解除された後でも飲食店などでは専用アプリの提示が必要になるとのこと。その関係で53歳にしてスマホデビューとなった武豊騎手だが、使い勝手の違いに「アプリの入れ方が訳分からんわ」と苦戦しているようである。
そんなレジェンドの裏で、日本の競馬ファンにとって1年で最も忙しくなるのが、香港国際競走と日本の競馬がバッティングする週末だ。
日本と香港の時差は1時間と少ないため、JRAと香港競馬の開催はほぼ同時刻に重複するケースが多々。参考までにスケジュールを一覧にしてみたものが以下。
■日曜に開催予定のレースと発走時刻
15:10 香港ヴァーズ
15:20 カペラS
15:30 知立S
15:40 阪神JF
15:50 香港スプリント
16:00 中山最終
16:10 中京最終
16:20 阪神最終
17:00 香港マイル
17:40 香港カップ
ご覧の通り、抜粋したものだけでも10分刻みのハードなものとなっており、少しでも油断すると締め切りに追われそう。計5つのG1レースが同日に行われることについては、非常に楽しみな1日といえるが、さすがに全レースに手を出すとすれば、時間と軍資金のペース配分を考える必要に迫られるだろう。
ただここで大事になってくるのは、自信のないレースまで購入しないことだ。中央競馬の最終レースが終了後に香港マイルと香港カップの開催があるため、その前にガス欠とならないように気を付けたいところ。
ブラック企業に引けを取らない多忙な日曜だが馬券は自己責任が大前提。すでに毎年恒例となりつつある香港開催とのバッティングは、今年も日本の競馬ファンの頭を悩ませそうだ。