有馬記念「引退」福永祐一を育てた元教官の思い! 武豊に続くJRA八大競走完全制覇へ、ボルドグフーシュの可能性
今年の天皇賞・春と宝塚記念(いずれもG1)を制したタイトルホルダーと、昨年の年度代表馬エフフォーリアら4歳馬、19年ぶりに3歳馬として天皇賞・秋(G1)を制したイクイノックスの三つ巴の様相となった今年の有馬記念(G1)。
さらに、そこへジャパンC(G1)でG1初制覇を飾ったヴェラアズール、三冠馬ジェンティルドンナの娘としてエリザベス女王杯(G1)を制したジェラルディーナらも参戦。今年のグランプリは、例年以上にハイレベルなメンバーが集った印象だ。
そんな中、重賞未勝利にも関わらず異例の注目を集める馬がいる。菊花賞(G1)2着馬のボルドグフーシュ(牡3歳、栗東・宮本博厩舎)だ。
ちなみにボルドグフーシュ以外の出走馬は、すべて重賞を勝利している。それでもこの3歳馬に熱い視線が注がれているのは、鞍上が福永祐一騎手だからだ。
「調教師になることが決まり、大変嬉しく思いますし『いよいよだな』とワクワクしています」
今月、2022年の競馬を代表する出来事があった。トップジョッキーの福永騎手が、調教師になるため現役引退を発表したのだ。福永騎手といえば、今年で13年連続100勝超えを達成。これは武豊騎手を上回る前人未到の大記録だ。そんなキャリアの絶頂期にムチを置く決断は、競馬界の垣根を超えて多くの人々を驚かせている。
そんな衝撃冷めやらぬ中で迎えた有馬記念は、福永騎手がまだ勝利したことがないG1レースだ。福永騎手はすでに八大競走の皐月賞、日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス、天皇賞・春秋(いずれもG1)を制しており、この有馬記念を勝てば保田隆芳、武豊、C.ルメールに続く、史上4人目の完全制覇となる。
無論、来春の引退が決まっている福永騎手にとっては最後のチャンス。だからこそ、大記録達成のカギを握るボルドグフーシュには全国の競馬ファンから熱視線が集まっているというわけだ。
そして、今年の有馬記念は『競馬セブン』にとっても、特別なレースになる。何故なら、総監督を務める徳吉一己氏は元JRA騎手学校の教官であり、鬼軍曹と呼ばれるほど厳しい指導で福永騎手を名手へと導いた偉人の1人だからだ。
「天才といわれた福永洋一さんの息子として騎手デビューを果たした福永騎手は、若手の頃から多くの有力関係者に恵まれてきました。中でも所属厩舎の北橋修二調教師、坂口正大調教師のバックアップは強烈で、一部のファンからは『コネ永』なんて揶揄されていた時期も。
ただ、裏を返せば1人の若手騎手がこれだけの支援を受けられるのも、福永騎手が師匠や恩人との礼節や付き合いを大事にしているからこそ。今のジョッキーが成功するには、単純な騎乗技術だけでなく、周囲の関係者と如何に上手く付き合っていくかなどの政治力や人間力が問われます。福永騎手は、そんな近代ジョッキーの代表格とも言えますね」(記者)
記者曰く、今月の現役引退で世間を驚かせた福永騎手だが、師匠の北橋調教師ら一部の関係者には、かなり早い段階で騎手を引退することを伝えていたという。福永騎手の師匠の1人であり『競馬セブン』の総監督を務める徳吉氏も当然、マスコミの発表よりも数段早く福永騎手の動向を知っていた人物の1人だ。
『競馬セブン』に取材を申し込んだところ、残念ながら徳吉氏と話をすることはできなかったが、関係者が応じてくれた。
「今回、46歳というキャリアの絶頂期に騎手引退を発表したことで注目を集めた福永騎手ですが、その背景には自身の手で無敗の三冠馬に導いたコントレイルの引退が大きかったそうです。
本人は『騎手への情熱が薄れたわけではない』と話しているそうですが、やはり無敗三冠という競馬界最高の栄誉を成し遂げたことや、(ワグネリアンで)『福永家の悲願』とまで言われた日本ダービー制覇を実現したことで、騎手としてやれることが少なくなったことは決して無関係ではないでしょう。
『コントレイル・ロス』というわけではないですが、実際にディープインパクトが引退した後の武豊騎手や、アーモンドアイ引退後のルメール騎手も成績を落とした時期がありました。本人がいくらモチベーションを保っていても、どこかで一つの張りを失ってしまう部分があるのかもしれません。
また、福永騎手の父・洋一さんは落馬事故で騎手生命を絶たれた人物。これも親しい関係者だけが知る事実ですが、実は福永騎手は騎手になることを母親から猛反対されており、20代の頃から早く引退してほしいと言われていたそうです。
トップジョッキーとしては異例の早期引退となりましたが、そういった様々な事情を慮っての決断のようです」(競馬セブン関係者)
そんな福永騎手は、1996年のデビューから今年で騎手27年目と長きにわたりトップジョッキーとして活躍。まさに近代競馬の中心人物の1人として競馬界を支えてきた人物だ。
その一方で、その翌年に創設された『競馬セブン』には、内田博幸騎手の身元受入先を務めた嶋田潤元調教師や、名馬タマモクロスを育てた小原伊佐美元調教師らも所属するなど、競馬関係者の第2のキャリアの場として長く業界に貢献してきた実績がある。
また、独自の情報ルートが誇る高精度の競馬予想を提供してきた『競馬セブン』は、昨年の有馬記念はもちろんのこと、これまで数々のビッグレースで予想を的中させるなど「馬券の的中」を通じて、競馬の楽しみや感動を数え切れない人々に届けてきたことでも有名だ。
そんな『競馬セブン』だからこそ、今回の有馬記念の情報収集には総力戦で挑むという。あえて、新規会員限定で【有馬記念・馬連3点勝負買い目】を「無料」で提供することに踏み切ったのも、そういった経緯があればこそだ。
「世間でいう競馬予想というと、なかなか当たらないところも多く、あまりいい印象を持っていない人も少なくないと思います。だからこそ弊社は、今年『最も力を入れている』と言っても過言ではない今回の有馬記念の予想を無料提供することにいたしました。
無料の対象ではない弊社の会員様の事情もありますので、三連単や三連複というわけには参りませんが、今年は混戦模様なので馬連でも大きな配当が期待できるのではないでしょうか。『入会費用や会費などもすべて無料』というノーリスクで『プロの予想』を体験してもらい、一人でも多くの方に馬券的中の喜びを味わってほしいと思っています」(同)
そこで気になるのは、『競馬セブン』も注目している福永騎手のボルドグフーシュの評価である。下馬評では伏兵の1頭に数えられている本馬だが、やはり福永騎手を指導した徳吉総監督の意向などが反映されているのだろうか。
「八大競走制覇が懸かる福永騎手を応援したい気持ちは皆さんと同じですが、弊社は利用者の方々へ馬券の的中をお届けすることが使命なので、そういった(応援的な)理由が買い目に反映することはありません。ただ、ボルドグフーシュも当然チャンスのある馬だとは考えています。ポイントは、やはり福永騎手が騎乗することですね」(同)
ボルドグフーシュといえば、今秋に神戸新聞杯(G2)3着、菊花賞2着と大きく飛躍した馬だ。ちなみに、その2戦では吉田隼人騎手が手綱を握っていた。しかし、今回の有馬記念では福永騎手にチェンジ。吉田隼騎手はポタジェに騎乗する見込みだ。
実績面では大阪杯(G1)の覇者ポタジェが優位だが、前走の天皇賞・秋(G1)では13着に惨敗。2500mという有馬記念の距離を考えても、勢いに乗るボルドグフーシュの方が有力にも思えるが……。
「騎手の乗り替わりについては関係者の事情もありますので、ここで深い話はできませんが、少なくとも福永騎手が来春には引退すること、そして今回の有馬記念が八大競走制覇の最後のチャンスである事は、関係者の間でも周知の事実です。
ボルドグフーシュは、いわばそういった事情の中で福永騎手に用意された馬。当然、(本馬が所属する)宮本厩舎にしても満足できない状態で出すつもりはないでしょうし、これだけを見てもノーチャンスの馬ではないことがわかります」(同)
タイトルホルダーやイクイノックスが注目を集めている有馬記念だが、1番人気と2番人気で決まったことは過去5年間で一度もない。こうした人気馬の陰に隠れた伏兵にも、関係者の様々な思惑があり、ボルドグフーシュは間違いなく特別な事情を抱える1頭だ。
果たして、福永騎手は最後の有馬記念で武豊騎手らに続く八大競走の完全制覇を成し遂げられるのだろうか。今年も波乱の予感を秘める有馬記念だけに、レースだけでなく、馬券でも楽しみたい人は『競馬セブン』の予想に乗ってみるのも手だろう。
CLICK→【無料公開!有馬記念・馬連3点勝負買い目】競馬セブン
※本稿はPR記事です。