JRAも売上心配!? 宝塚記念(G1)が「まるでG2」になりそう……「絶対的王者」と「大阪杯の焼き直し」で回避馬すでに続出


 キタサンブラック最大のライバルながら、天皇賞で明確に差をつけられたサトノダイヤモンドは、秋の凱旋門賞遠征に向け回避。天皇賞6着でどちらかといえば中距離で力を発揮しそうなディーマジェスティも宝塚記念の回避をすでに発表。中山記念以来実戦のないリアルスティールも休養、アンビシャス、イスラボニータ、ロゴタイプの中距離ベテランは安田記念へ……。

 と、まだ5月上旬が過ぎた段階で、これだけの有力馬が宝塚記念の回避を発表しているわけである。ファンの間でも「G2みたいな」「キタサン強すぎる」「しょぼいな」という声がチラホラと聞こえる状況だ。

 もちろん、グランプリの舞台で逆襲を狙うゴールドアクター、天皇賞で最後までキタサンブラックに食い下がったシュヴァルグラン、まだ未知数度の高いシャケトラも出走を予定しており、「G2」はさすがに言い過ぎかもしれない。

 ただ、ゴールドアクターは今年に入って明らかに力の衰えが見える。シュヴァルグランは適性距離ではなく、シャケトラもどこまでの大器なのか……いずれにせよ、今のキタサンブラックの牙城を崩す姿はなかなか想像しづらいのが現状だ。

 始まる前からトーンが下がり気味な宝塚記念。毎年有力馬が故障・回避することでファンを落胆させる場合も多いが、今年は「絶対的強者」の存在がそうさせているように思えてならない。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 17:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS