【日本ダービー(G1)1週前追い切り】青葉賞レコードのアドミラブル「独特調整」が不気味!? 皐月賞馬アルアイン上々も、武豊ダンビュライト併せ馬で遅れ……
スワーヴリチャード
牡3歳、栗東・庄野靖志厩舎
前走:皐月賞(G1)6着
皐月賞で2番人気と、牡馬では最大の支持を集めたスワーヴリチャード。1週前追い切りは栗東のCウッドコースで主戦の四位洋文騎手を背に6ハロン81.2秒、ラスト12.1秒と上々の内容だった。
最後は先行させた併せ馬にしっかりと並び掛けてフィニッシュ。四位騎手も「いい併せ馬ができたと思う」と手応え。中団から伸び切れなった前走から巻き返す態勢は整った。
カデナ
牡3歳、栗東・中竹和也厩舎
前走:皐月賞(G1)9着
前走の皐月賞では3番人気に支持されるも9着に終わった弥生賞馬のカデナ。その時は栗東の坂路で追い切られていたが、今回はCウッドコースに登場。主戦の福永祐一騎手を背に6ハロンを84.8秒、ラスト12.6秒をマークした。
時計こそ目立ったものではないが、実はウッドコースでの追い切りはデビュー以来初。早くから日本ダービーを目標に掲げていた陣営だけに、ここはメイチの仕上げで挑むようだ。福永騎手も初コースで戸惑っていたことを指摘しながらも「時計的には予定通り」と順調さをアピールしている。
アドミラブル
牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎
前走:青葉賞(G2)1着
トライアルの青葉賞をレコード勝ちしたことで、一躍ダービーの主役候補に躍り出たアドミラブルは栗東の坂路で調整。同世代の未勝利馬をあえて抜かずに馬体を併せ続け、4ハロン54.5秒、ラスト13.2秒を記録した。
独特の調整法は、前走の青葉賞の1週前と同様。同じコースで同じ馬と同じ内容の調教を行いタイムも似たようなもの。前走は最終追い切りで古馬オープンのレコンダイトと併せて終い重点だったが、今回もまったく同様の過程を踏ませるようだ。間隔も中3週とまったく同じ。音無調教師も「着順も1番ならいいね」と狙いを明らかにしている。