オークス(G1)に「世代イチの頑張り屋」ディアドラが出走! 無視できない「不安要素」と「オークス制覇の血」の狭間
「今年だけですでに4戦で、今回が5戦目。『せめてここまで3戦なら』という声も多く、疲れを心配するファンもいます。さらにディアドラはとにかく一生懸命に走る馬ですから、より疲労が心配の種にはなりますね。もちろんスケールは決して小さくなく、距離延長で一気に開花する可能性もありますが、秋以降どうなるのかという不安もあるでしょう」(記者)
さらに矢車賞からオークスは「中1週」。過去にも07年ピンクカメオ(5着)、12年サンキューアスク(5着)、16年ペプチドサプル(5着)しか挑戦していない。ただでさえのキャリアに加えこの過酷ローテでは不安になってくださいと言っているようなものだ。
「また、矢車賞では、最後の直線で鞍上の岩田康誠騎手が『ムチで叩きすぎ』という指摘もあります。勝つためとはいえ、これでは反動もくるのではないかという声も……」(同)
ただ、橋田調教師は「前走(矢車賞)は上がりだけの競馬だったからダメージはなかったと思います。体の使い方が上手になってきた。体つきや血統からも長い距離は持つ」と一定の自信を抱いている様子。
真のタフネスを見せつけるか、それとも本番で力尽きるのか……取捨に迷う存在が多い今年のオークスだ。