武豊キタサンブラックの「疑惑」再び!? JRAがレイデオロに今年のダービーを勝ってほしい「理由」ダービー必勝の「最内枠」は誰の手に?
25日、いよいよ日本ダービー(G1)の枠順が決定する。日本中央競馬会(JRA)が主催する24のG1レース(平地のみ)で、これほど枠順発表が注目されるレースはダービーを置いて他にない。
何故なら、日本ダービーは1枠がここ「10年で5勝」という圧倒的な成績を残しているからだ。
無論、距離ロスの少ない内枠が物理的にも有利なのは確かだ。だが、日本ダービーの場合、当週から内柵がこれまでより3メートル外に設置されたCコースでの開催となり、インコースには良質な”グリーンベルト”が出来上がる。
さらにスタンド前からの発走ということで、できるだけ観客席から遠い位置になることも重要な要素に違いない。1996年の秋華賞(G1)のスタンド前発走の際、8枠17番だった大本命のエアグルーヴが声援に驚いて、結果的に単勝1.7倍で10着に大敗したのはあまりにも有名な話だ。
したがって、「最も運の良い馬が勝つ」といわれているダービーだが、その「運」とは枠順抽選で1枠をゲットできるか否かではないかと見ているファンも多いようだ。
ただ枠順はいつも公平な抽選で決定しているはずだが、実際のところ公開抽選が行われるのは年末の有馬記念(G1)くらいのもので、その手順や詳細は謎に包まれている。そんなこともあってかビッグレースの枠順に関しては、過去にも様々な「疑惑」が独り歩きすることもあった。
最近では、昨年の年度代表馬キタサンブラックが最も有名な例だろう。
昨年からコンビを組んだキタサンブラックと武豊騎手だが、6戦中4戦で1枠1番の絶好枠をゲットしていた。仮に出走馬が18頭いたとして、6回中4回で最内枠を引き当てることは、もはや天文学的な確率になるわけだが、これも演歌界の大御所・北島三郎と競馬界のカリスマ武豊騎手とのコンビのパワーが成せる神業だろうか。