アドミラブル大外枠で「絶望」も史上最強クラスなら優勝可能? すべての逆境を吹き飛ばし「最速の青葉賞馬」から「最強のダービー馬」へ
音無調教師の言葉通り、アドミラブルの未勝利戦の1:45.8は3歳春に開催される阪神・芝1800m(外回り)の歴代最速。同日に同舞台で行われた古馬OPの大阪城Sよりも1.3秒速い、極めて優秀な時計だ。
また、それだけでなく3歳春の阪神・芝1800mの走破タイムは第2位に変則二冠馬のディープスカイ、第3位にダービー馬のキズナ、第4位に3冠馬のオルフェーヴル、そして第5位には今年の皐月賞馬アルアインがランクイン。非常にハイレベルなランキングとなっている。
これだけを見ても、アドミラブルの未勝利戦のタイムは師の言葉通り「普通のレベルで出せるものではない」ようだ。
青葉賞馬というただでさえ”不利”な立場に加え、今度は大外枠という不利まで加わったアドミラブル。データ的に勝利は絶望的となっているが、これらを跳ね返して世代の頂点に立った時、歴代最強の青葉賞馬は「歴代最強のダービー馬」となる道程を歩み始めるのかもしれない。