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今村聖奈「4ヶ月半ぶり」1日2勝で復活の狼煙! 藤田菜七子との直接対決も制し、女性騎手リーディングに急接近

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今村聖奈騎手 撮影:Ruriko.I

 今村聖奈騎手とのコンビで先月30日の2歳未勝利(新潟・芝1800m)を勝ったホルトバージ(牡2歳、栗東・寺島良厩舎)が、今月27日の新潟2歳S(G3)を視野に入れて調整されることが分かった。

 キンシャサノキセキ産駒の同馬は、中京・芝マイルのデビュー戦で7着に敗れたものの、そこから中1週で参戦した未勝利で見事に巻き返しに成功。今村騎手はレース後「芝の1800mでこれだけやれるとは思いませんでした」と、一変した相棒について驚きのコメントを残していた。

 新潟2歳Sでのコンビ継続については明言されなかったものの、今村騎手がデビュー戦から乗り続けている上、所属する寺島厩舎の管理馬であることから、おそらく同騎手の続投が濃厚と思われる。新潟の外回りコースとの相性もよさそうなだけに、出走してくれば再び好勝負が期待できそうだ。

 その今村騎手だが、この日はホルトバージでの勝利だけにとどまらなかった。

「4ヶ月半ぶり」1日2勝で復活の狼煙!

 ミレヴィーナスに騎乗した最終12R(ダート1200m)では、最内1番枠からスタート後、気合をつけてハナを奪う積極的なポジション取りが光った。2番手につけた永島まなみ騎手のディベルティールとマッチレースの展開に持ち込むと最後の直線で同馬を振り切り、最後は3馬身差をつけて快勝した。

 快勝を振り返った今村騎手は「いい時に乗せてもらいました」と謙遜していたが、不調時に目立った消極的な競馬からの脱却も窺える内容ではなかったか。

「今村騎手が1日に2勝以上を挙げたのは、3月11日以来およそ4ヶ月半ぶりのこと。スマートフォンの不適切使用による30日間の騎乗停止が明けて以降は初となります。

またミレヴィーナスでの勝利がJRAで今年の節目となる20勝目となり、現在女性騎手リーディングでトップに立っている永島騎手との勝利差もわずか2つまで迫っています。ここのところやや勝ち星のペースが落ちていた今村騎手ですが、いよいよ復活の狼煙を上げたとみていいのではないでしょうか」(競馬誌ライター)

 また、メインに開催されたアイビスサマーダッシュ(G3)では、先輩女性騎手である藤田菜七子騎手との直接対決も各メディアで話題を集めた。結果は今村騎手のメディーヴァルが8着、藤田騎手のチェアリングソングが10着と共に勝利こそ上げられなかったものの、今村騎手が先着を果たしている。

「昨年のアイビスSDは藤田騎手がスティクスで5着だったのに対し、オヌシナニモノとのコンビで挑んだ今村騎手は15着と大敗。1年ぶりに借りを返したことにもなりますね。

ちなみに先週の新潟競馬で今村騎手と藤田騎手の直接対決は2回ありました。それぞれの騎乗馬に違いはありますが、共に今村騎手が先着を果たしています」(同)

 20日の北九州記念(G3)ではテイエムスパーダとの再コンビもすでに決まっている今村騎手。夏競馬後半戦も昨年の新人賞ジョッキーから目が離せそうにない。

GJ 編集部

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