“ディープアパパネ”ジナンボーが圧巻デビュー! 一方、「長男」は苦しい日々続く……

 7冠ディープインパクト×5冠アパパネ、父母合わせて「12冠」という夢の配合から誕生したジナンボー(牡2歳、美浦/堀宣行厩舎)が、11日の新馬戦で見事に勝利を収めた。

 M.デムーロ騎手が騎乗したジナンボーは、素質の高さを評価されたのか1番人気に推されていた。レースでは、スタートからヤマタケパンチがハナを奪い、ジナンボーは2番手をキープ。そのまま直線に入ると先頭に進出し、200mを切ってからさらに加速。持ったままにもかかわらず、上がり最速の34.8秒を記録し、2着のダンシングチコに2と1/2馬身差をつけて快勝した。

 レース後、デムーロ騎手は「強かったです」と相棒に太鼓判、さらに「能力はあると思いますし、すごく真面目な馬です」とこれからのさらなる成長を期待しつつ、レースに臨む姿勢を褒め称えていた。また父、母、母父を所有していた金子真人オーナーは「サンスポ」の取材に対し、「名前が面白いでしょ?」と話し、「勝ちっぷりが良かったし、勝った後も落ち着いて堂々としていた。この後も楽しみ」と愛馬の勝利に終始笑顔を浮かべていたという。

 アパパネは14年に誕生した長男・モクレレを含めて、4年連続でディープインパクトが種付けされている。ジナンボーの快勝は、今後も生まれてくるであろう”12冠ベビー”たちへの期待が高まる勝利といえる。

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