武豊騎手は何故「大物」アディラートでなく「絶不調」シュウジなのか? 天才騎手が泣く泣く譲った3歳ダート大器の勝利を熱望する理由

 18日のユニコーンS(G3)に登録されているアディラート(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)だが、どうやら内田博幸騎手での参戦となりそうだ。主戦の武豊騎手は同日函館で行われる函館スプリントS(G3)に参戦のシュウジに騎乗する。

 昨年12月の未勝利戦を武豊騎手の手綱でレコード勝ちしたアディラート。後続に2秒の大差をつけての圧勝劇に、武豊騎手も大きな手応えを感じているようだった。

 その後もヒヤシンスS(OP)で、後にベルモントS(米G1)に挑戦したエピカリスに迫る2着とその力を実証。前走のUAEダービー(G2)こそ距離が長過ぎて大敗したが、依然この馬が3歳ダートのトップクラスの一角であることに疑いの余地はないだろう。

 一方のシュウジもまた昨年の阪神C(G2)を勝つなど、短距離界では指折りの存在だ。だが、ここ2走は1番人気の阪急杯(G3)で惨敗するなどスランプ気味。今回は陣営から天才騎手に実績馬の「再生」を求められたわけだ。

 しかし、腕の見せ所ではありつつも”将来性”は、3歳馬のアディラートの方があるのではないだろうか。

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