今秋スタートの「新・競馬バラエティ番組」に武豊も応援メッセージ！ 放送終了から20余年…「あの伝説的番組」を懐かしむ声も

　本格的な秋競馬の到来に合わせるかのように7日深夜、フジテレビで競馬バラエティの新番組『ウマウマ！～アノミズキのビギナー育成TV～』がスタートした。

　メインキャラクターは歌手でタレントのあの。「競馬のことは1ミリも知らない」と話すほどのビギナーだが、そんなあのを立派な競馬好きに育て上げるために熱き競馬情報を伝えていくというのが、本番組のコンセプトのようだ。

　初回放送では、日曜の競馬中継でお馴染みの『みんなのKEIBA』の佐野瑞樹アナウンサー、メインキャスターであるタレントのDAIGOとともに中山競馬場を訪問。あのはレースを初観戦するとともに人生初の馬券も購入したのだが、惜しくもハズレとなった。

　ちなみに競走馬の「アノ」に騎乗して2勝を挙げている武豊騎手も番組に応援メッセージ。「共に競馬を盛り上げていければと思います。頑張ってください」と、あのにエールを送った。今後は2人の共演なども見られるかもしれない。

「あの伝説的番組」を懐かしむ声も

　なお今月1日をもって終了したフジテレビの『馬好王国～UmazuKingdom』を引き継ぐような形でスタートした『ウマウマ！』だが、この土曜深夜の競馬バラエティ枠で最初に放送されたのが1998年の『うまなりクン』である。

　同番組は1998年4月にスタート。当時『スーパー競馬』の司会を務めていた女性タレントのさとう珠緒と、お笑いコンビの爆笑問題、そして福原直英元フジテレビアナウンサーの4人がメイン出演者の競馬バラエティ番組だ。

　また「競馬の神様」と言われた故・大川慶次郎さんと、競馬評論家の井崎脩五郎氏もそれぞれ「テッパンの犬川」「マンケンの丼崎」として登場し、おすすめの買い目を紹介。出演者たちの予想対決がメインだったが、他にも「爆笑問題のウマでもわかる競馬基礎講座」などでも人気を博していた。

　そんな競馬番組としては斬新な内容で当時ファンの心を鷲掴みにしたうまなりクンだが、放送開始から約4年半後の2002年9月をもってピリオド。そこからフジテレビ土曜深夜の競馬枠として、何度もバトンが受け継がれて今秋『ウマウマ！』がスタートする運びとなった。

『ウマウマ！』の放送終了後、番組を見た競馬ファンからはSNSやネットの掲示板に「来週以降も楽しみです」「あのちゃん頑張れ！」などの声が寄せられた中、「うまなりクンが終了してからもう20年以上になるのか」といったベテランファンからの過去を懐かしむようなコメントも見られた。

「うまなりクン懐かしいですねぇ。当時は私もVHSに録画などをして毎週のように見ていました。いまのアラフォー世代の競馬ファンにとっては、もはや伝説的番組と言っても過言ではないかもしれませんね。それにしても番組が終了してからすでに20年以上が経っていましたか。時が経つのは本当に早いものです」（競馬誌ライター）

　番組の最後で次週は「あのちゃん初めてのG1」と予告。あのの競馬ファンとしての成長と今後の『ウマウマ！』に期待したい。