リエノテソーロの調教師からビッグマウスが止まらない!?「エピカリスと互角」「この馬は天才」持ち上げられまくった断トツ本命馬の運命や如何に……
さらに武井調教師の軽快なトークは止まらず、『スポルティーバ(集英社)』の取材にリエノテソーロと出会った仰天エピソードを披露。
実はリエノテソーロを購入した米国のセリで最も評価していたのが、先日エピカリスが出走を断念したベルモントSの勝ち馬タップリットだったという。リエノテソーロはタップリットには劣っていたものの、オーナーのリクエストにマッチしたため、こちらを推奨したようだ。
若干36歳にして凄まじい相馬眼である。だが、仮にリエノテソーロとエピカリスが”互角”だとすると、エピカリスは例えベルモントSに出走できたとしてもタップリットには勝てなかったということになるが、その辺はどうなのだろうか……。
「武井調教師はその若さもあって、早くも”ビッグマウス”ぶりで注目されています。リエノテソーロが3月のアネモネS(OP)に出走する際も『まずは無敗で桜に向かいたい。その方が盛り上がるでしょう』と、同じく当時無敗だった2歳女王ソウルスターリングに挑戦状を叩きつけていました(結果は4着で桜花賞を回避)」(競馬記者)
確かに若さ故に少々自信家なところもあるようだが、武井調教師が相当な頭脳明晰の人物であることは、その発言の節々から伝わってくる。
以前に『スポーツ報知』の取材に応じた際も「条件的に差があり過ぎるので、関東馬が行きやすい条件を整えてほしい」と九州・小倉での競馬開催に対する苦言を呈している。いくら正論でも4年目の若手調教師がメディアを通じてJRAに意見することは、そうそうできることではない。取材に対するコメントも非常にわかりやすく的を射ており、マスコミの好感度も高いという。