オルフェーヴル産駒・モカチョウサンがデビュー!! 良血馬にかけられた大きな期待と一抹の不安？
編集部
「モカチョウサンは多数のインブリードを持ちますが、これは突出した強さを誇る馬が生み出される可能性を上げる一方、血が濃すぎるため虚弱体質や気性難を生む原因ともされています。特に父馬のオルフェーヴルは気性難として知られていましたし、常識を逸脱した血統を持つモカチョウサンには、早くからその点を不安視する声が上がっていました。
今のところは気性難を指摘する関係者はいません。ですが、管理しているのはゲート内で暴れて騎手を負傷させ、レース中にも落馬事故を起こしたミヤビフィオーラを『操縦性に優れている』と話した中館調教師ですからね……。『掛かり気味に行く』と評していますが、それがどれほどのものなのかはレースで走ってみないとわからないでしょう」（競馬誌ライター）
多くの期待と一抹の不安が寄せられているモカチョウサン。出走予定のレースにはノヴェリスト産駒のリーベグランツ、ロードカナロア産駒のスピリットワンベル、また愛ダービー（G1）などを制したキャメロット産駒のバレットテソーロなどが顔を揃える。
モカチョウサンはライバルたちに打ち勝ち、その身に流れる良血の価値を証明する事ができるのだろうか？ それとも……。