
弥生賞の裏で「好メンバー」が集結の一戦! 三冠レース皆勤、有馬記念でも好走した「実力馬」の復活なるか

3歳秋までに重賞2勝を挙げ、クラシック三冠と同年の有馬記念(G1)に出走してオール掲示板内。G1こそ未勝利だが、世代屈指の走りを見せていたのがステラヴェローチェ(牡6歳、栗東・須貝尚介厩舎)だ。
4歳となった一昨年は、日経新春杯(G2)2着をステップにドバイシーマクラシック(G1)へ挑戦したが敗戦。その後は長期休養に入ってしまい、なかなか消息が掴めないことで心配するファンの声も絶えなかった。
実戦に復帰したのは、ドバイ遠征から実に1年7ヶ月が経過した昨年10月の富士S(G2)。7着に敗れはしたが、後のマイルCS(G1)を制するナミュールとは1秒差。長期休養明けにもかかわらず道中は2番手につける先行力も見せた。
鞍上のM.デムーロ騎手も「馬はすごくいいので、1回使って変わってきそうです」と期待のコメント。かつて結果を残した芝マイル~中距離路線にて、完全復活も遠くないかと思われた。
しかし、その次走は武蔵野S(G3)でダート初挑戦。近年はウシュバテソーロを筆頭に、ダート替わりで開花する馬も目立つが、残念ながら最下位に敗れている。
「好メンバー集結」の今年初戦で復活勝利なるか
そんなステラヴェローチェが3月3日、大阪城S(L、阪神・芝1800m)で今年初戦を迎える。前走の武蔵野Sから約4ヶ月、再び芝に戻って復活を目指す。
先述の通り実績は抜けており、ここはトップハンデの58.5kgに決定。ただ、富士Sのレースは「まだまだやれる」と思える内容だっただけに、斤量を克服して好走を期待したいところだ。
また大阪城Sは、同日に行われる弥生賞ディープインパクト記念(G2)の裏で、密かに注目されている一戦。ステラヴェローチェを含めアリストテレスやオニャンコポンなど5頭の重賞馬が名を連ね、ピンハイやルージュスティリアといった有力馬もエントリーしてきた。
そんな好メンバーの一戦を制すれば、次への期待も膨らむところ。ステラヴェローチェは復活の勝利を挙げ、再び大舞台へ進むことができるか。
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