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アーモンドアイ姉の「デビュー戦」は15番人気!? 母がG1馬や兄弟にG1馬は養分…プロが語る万馬券を呼び込む競馬の理想と現実とは

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史上最強牝馬アーモンドアイだが、その「兄弟」は果たして強いのか

 連続G1開催へ向け、弥生賞ディープインパクト記念(G2)や金鯱賞(G2)、阪神大賞典(G2)といった、各路線の王道のトライアルが次々と開催されている様を見ると、いよいよ春競馬が幕を開けたという実感がある。

 特に10日の金鯱賞(G2)は、5連勝中だった菊花賞馬ドゥレッツァが、遅咲きの大器プログノーシスに5馬身もちぎられるというセンセーショナルな内容。また、約2年ぶりの出走となったヨーホーレイクが、その健在ぶりを見せつけるなど、全国の競馬ファンも春のG1開催へ様々な思いを馳せたに違いない。

 そんな熱狂に包まれた競馬界だが、その一方で現在「最も多く施行されているレース」が何かご存じだろうか。そう3歳未勝利である。

 3歳新馬戦が早期終了になった影響もあって、この時期は1日の開催12レースの内、約半数の5、6レースが3歳未勝利という日も珍しくない。華やかな重賞戦線とは裏腹に、落ちこぼれた若駒たちが初勝利を目指してしのぎを削っているのだ。

 そして実は今、この3歳未勝利がいわゆるプロ馬券師たちの「狩場」になっているという。プロ馬券師たちが所属する各情報サイトからは、連日のように3歳未勝利における高額配当の的中報告が上がっており、まさに祭りのような状況になっているというから驚きだ。

 JRAで開催されるレースとしては最低のレベルといえる3歳未勝利。それだけに一般的な競馬ファンにとっては、あまり関心のないレースとも言えるだろう。そんな3歳未勝利のどこがプロ馬券師たちを引き付けるのだろうか。競馬特化サイト『TEBIKI』に所属するプロ馬券師の佐藤氏(仮称)に話をうかがうことができた。

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佐藤氏が所属する『TEBIKI』は今話題の最新AIを導入した競馬情報サイトだ

――何故、3歳未勝利がプロの馬券師たちの間で人気なのでしょうか。やはりよく荒れて、万馬券が出やすいレースだからですか?

佐藤氏:皆さん、よく「荒れるレースだから勝負しがいがある」と言っていますが、プロからすると、その意味が少し違うんですよね。荒れるということは、要は「的中者=配当金を手にする人間が少ない」ということ。そこが肝心なんです。

――何が違うのか、ちょっとわかりません。もう少し説明してもらっていいですか?

佐藤氏:皆さんにとっての競馬って「自分VS馬」だと思うんですよ。要は自分の予想通りに馬が走ってくれるかの勝負。予想通りに走ってくれれば馬券が当たりますし、そうじゃなければハズレみたいな。

――それが競馬じゃないんですか?

佐藤氏:まあ、それも競馬なんですが、プロの場合「自分VS他の馬券購入者」なんですよね。ざっくり話すと、競馬は何億円という馬券購入者全員の賭け金を、的中者だけで山分けするゲーム。つまり、自分以外の馬券購入者は全員、ライバルなんですよね。

――そういう感覚は全然なかったです。馬券購入者、つまり競馬ファンは全員同志というか。

佐藤氏:毎回、的中票が公開されるWIN5だとわかりやすいかも。仮に自分1人が当たった配当が4億円だったとして、そこにもう1人的中者が出現すれば、半額の2億円になっちゃうんですよね。もし的中者が合計10人だったら4000万円、100人だったら400万円、1000人だったら40万円、10000人になったら4万円……。

――他の人が当たれば当たるほど、どんどん自分の取り分が減っていくわけですね。

佐藤氏:そうです。なので、逆に言うと馬券を買うべきレースは、できるだけ他のライバルにとって不利なレースが望ましいということです。

――的中者が減れば減るほど、自分の取り分が大きくなる。

佐藤氏:そういう点で、3歳未勝利は我々にとって格好の勝負所になっています。何故なら、公開されている情報……つまり、一般的な競馬ファンが得られる情報が極めて少ないからです。

――確かに3歳未勝利ともなると、まず出走馬のキャリアが少なすぎて、どんな適性があるのか、よくわからない馬も少なくない。芝なのか、ダートなのか、マイラーなのか、ステイヤーなのか。

佐藤氏:3歳新馬が廃止になった影響で、未出走の馬もここに出てきますしね。

――そうなってくると、もういよいよどんな馬なのかわからない。

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全体のレベルが低いからこそ、何が勝ってもおかしくない

佐藤氏:さらに3歳未勝利って、ハッキリ言って人気ないじゃないですか。マスコミも含めてみんな、あまり関心がないというか。競馬新聞の紙面上の扱いも小さいですし、3歳未勝利を取り扱ったネットニュースなんて、ほとんど見たことないと思います。そういう意味でも、3歳未勝利は一般的な競馬ファンが得られる情報が極めて限られているんですよ。

――もともと出走馬の情報が少ない上に、情報発信の場も少ない……。確かに、よくよく考えたら3歳未勝利の予想なんて、ほとんど当てモノというか、古ぼけた宝の地図を片手に大海原に飛び出すようなものですね。

佐藤氏:古ぼけた宝の地図ですか。そういう意味でしたら、プロはGoogleマップを片手に宝探しをしているようなものかもしれません。

――ええ!?

佐藤氏:もちろん、そのプロの実力や所属する組織にもよりますが、私が所属する『TEBIKI』は、独自の情報ルートを多数所持しているので、新聞やネットニュースに頼らなくとも自分で直接現場の関係者から話を聞くことができます。この違いは大きいですよ。

――確かに、それだと古ぼけた宝の地図とGoogleマップくらいの差がありそうです。そりゃ、プロの方が圧倒的に勝っちゃいますよね。

佐藤氏:でも、その一方でJRAでは朝の1Rから馬券が5億円以上売れてるわけで……。我々からすれば「じゃあ、その5億円、獲らせてもらいましょうか」という話になるんですよ。

――プロの皆さんが3歳未勝利に力を入れている理由がわかりました。もしよかったら、参考に、最近の3歳未勝利で稼いだ時の話をしてもらっても大丈夫ですか?

佐藤氏:わかりました。それでは先日の9日に『TEBIKI』が三連単を獲った中京3Rの的中について、少しお話しさせていただきます。もちろん、3歳未勝利です。

――ありがとうございます。ちなみに三連単の配当は?

佐藤氏:正確には覚えていませんけど、だいたい40万馬券(40万380円)だったかと。

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この40万馬券は『TEBIKI』の公式サイトでも公開されている

――40万馬券!? 凄いですね!

佐藤氏:的中者が少なくてよかったです。『TEBIKI』の会員様にとっても、いい的中になりました。まず、このレースの大きなポイントは、この日が中京開催の開幕日だったということですね。

――天気は晴れで良馬場でしたし、絶好の馬場コンディション。

佐藤氏:その通りで、実際にレースは馬場の良いインを進めた1、2番がワンツーゴール。3着は7番でしたが、横山典弘騎手が上手く1番の直後に付けていましたね。

――そんな中、1番人気で4着に敗れたシュヴェルトリリエは大外枠でした。

佐藤氏:それもそうなんですが、それ以上に大きかったのはシュヴェルトリリエが(2019年の年度代表馬)リスグラシューの息子だったということです。

――注目の良血馬だったというわけですね。

佐藤氏:実は、この「良血馬」って回収率がめちゃくちゃ悪いんですよ。何故なら、良血馬というだけの理由で人気になるからです。でも、例えば昨年G1を勝った馬の中で、このシュヴェルトリリエのように「母がG1馬」っていう馬が何頭いたと思います?

――ざっと確認してみましたが、もしかして1頭もいないのでは?

佐藤氏:その通りです。なのに「母がG1馬」という理由で人気になっている馬って、よく見かけませんか? 実際にシュヴェルトリリエについても、(矢作芳人)厩舎は「良い頃に比べるとトモが頼りないし、体にも余裕がある」ってコメントしてるんですけどね。もし、この馬がリスグラシューの息子でなければ、こんなに人気しなかったと思いませんか?

――触らぬ神に祟りなしならぬ「触らぬ良血馬に祟りなし」ですね……。まあ、G1馬の子供や兄弟が同じように活躍してくれるのは、ブラッドスポーツと言われる競馬の大きな楽しみではありますよね。

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先日の難波Sを単勝1.6倍で敗れたグランヴィノスはG1馬シュヴァルグランの弟だった

佐藤氏:他にも「G1馬の兄弟」では面白い話があって、例えばアーモンドアイにはユナカイトという妹と、サトノエスペランサという弟がいるんですよ。デビュー戦で妹が1番人気、弟は2番人気に推されましたが、ともに敗れています。

――やはり、良血馬だからといって走るとは限らない。

佐藤氏:まあ、それもそうなんですが、実はアーモンドアイには3つ上にキングカメハメハ産駒のパンドラズホープという姉がいるんです。デビュー戦は何番人気だったと思いますか?

――分かりませんが、母がG1馬のフサイチパンドラですし、それなりに人気していたのでは?

佐藤氏:実は単勝53.3倍の15番人気なんですよね。同じフサイチパンドラの仔で、アーモンドアイの兄弟なのに、これだけオッズに差がついたのは、偏にこの兄弟からアーモンドアイという傑作が出現していたか、否かというだけなんですよ。

――確かにパンドラズホープは姉だから、(初出走時には)まだアーモンドアイが登場していなかった。

佐藤氏:つまり良血馬の期待値って、これくらいいい加減で危ういものなんですよね。もちろん、すべての良血馬が走らないわけではありませんが、「母がG1馬」や「兄弟にG1馬」といった話題の良血馬と言われる馬たちは、私にとっては人気になって負けて高配当を呼んでくれることが多い、ありがたい存在。ましてや情報の少ない2歳新馬戦や3歳未勝利になると、ますますそういった色が強くなります。

――『TEBIKI』が40万馬券をゲットしたレースは、まさにその典型的な例だったわけですね。我々競馬ファンとプロ馬券師の方々では、競馬に対するアプローチが全然違うことを知れただけでも勉強になりました。

 その後、佐藤氏は40万馬券を的中させた3歳未勝利について、陣営の内部情報やレースの作戦、騎手の思考など、様々な「競馬の裏側」を語ってくれたが、残念ながら秘匿性の観点から記事として公開することはNGとなってしまった。

 だが少なくとも何故、プロ馬券師が3歳未勝利で面白いように高配当を的中させているのか。その答えの一端を知ることができた。特に『TEBIKI』には佐藤氏のような業界トップクラスのプロ馬券師が数多く所属しており、最新のAI予想プログラムをミックスさせた独自の予想システムの開発に成功しているという。

 果たして、次代の最先端を行く競馬予想プログラムがどれほどの的中精度なのか気になる人は、ぜひ『TEBIKI』の公式サイトをチェックしてみよう。今なら会員登録を行うことで30000円分のサービスポイントがついてくる。

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スマホがあれば簡単に登録できる。なお登録費は「無料」だ。

 また『TEBIKI』は中央競馬だけでなく、地方競馬にもそのサービスを展開しており「無料情報」が毎日更新されることも、競馬好きにとっては大きな魅力。「満足度100%」を目指している充実のサービスは、さすが業界トップクラスの情報サイトといったところか。

 競馬の華はG1や重賞レースかもしれないが、競馬のお宝は意外に3歳未勝利のような目立たないレースに隠されている。プロ馬券師が集う『TEBIKI』を利用して、そのお宝をゲットしてみようじゃないか。

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※本稿はPR記事です。

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