函館記念(G3)サトノアレスのハンデに他陣営から「恵まれすぎ」の声!? 万全を期す2歳王者唯一の「死角」は名門・藤沢和雄厩舎の「最悪相性」?
54kgのハンデで恵まれた感はあるが、それでもJRAのハンデキャッパーは前走の巴賞で勝ち馬とクビ差の接戦を演じたアングライフェンを1kg減、そこから3/4馬身差の3着だったナリタハリケーンを2kg減としたものの、勝ったサトノアレスはそのまま据え置きと、その実力を認めているようだ。
同厩で今年の日本ダービー馬レイデオロが休み明けの皐月賞(G1)で惨敗した後、叩き2走目のダービーで鮮やかな変身を見せたように、サトノアレスの叩き2走目にも大きな上積みが期待できるかもしれない。
今年の3歳馬の実力を見せつける意味でも、世代の先陣を切って古馬重賞に挑む2歳王者。ハンデにも恵まれ、一見死角はなさそうだが、実はサトノアレスを管理する名門藤沢和雄厩舎に「死角」が隠されているようだ。
今年、初参戦から28年の時を経て、悲願の日本ダービー制覇を成し遂げた藤沢和雄厩舎。この春は史上初のオークス(G1)との牡牝ダブル制覇の快挙を成し遂げるなど、まさに「名門復活」を遂げた印象がある。
しかし、念願の日本ダービーを射止めた藤沢和雄厩舎をもってしても、未だフラれ続けているレースがある。それこそがサトノアレスが挑む今週の函館記念だ。それも目を覆いたくなるような、名門らしからぬ惨敗ぶりである。まずは下記をご覧いただきたい。
上記はここ10年間の藤沢和雄厩舎における函館記念の成績だが、ご覧の通りの7連敗中。厩舎の函館記念も未勝利となる。それも大半が人気を背負って惨敗となり、上位人気が予想されるサトノアレスには不吉な傾向といえる。