武豊→ルメールにエアスピネル「チェンジ」 秋を見据えた乗り替わりに賛同の声は……

 来月20日に開催される札幌記念(G2)にエアスピネル(牡4 栗東・笹田和秀厩舎)が出走することがわかったが、鞍上が武豊騎手からC.ルメール騎手にチェンジすることが決まった。

 今年は年明け初戦の京都金杯(G3)から6月の安田記念(G1)までマイルで4戦を戦ったが、夏のハイレベルG2で久々の2000mレースに臨むこととなる。勝利は金杯のみで、惜敗続きなのは昨年から大きな変化はない。

 エアスピネルがマイル路線を歩むこととなった理由として、距離的な適性は当然として、武騎手が主戦を務めるキタサンブラックとの関係性は以前から言われていた。

 エアスピネルが昨年歩んだクラシック付近の中長距離はキタサンブラックの主戦場でもあり、武騎手の”都合”を考えた、と捉えることも可能だ。

 そのような意見が出てしまうのも、今春のマイル路線で昨年と同様の”善戦マン”を脱せなかった部分が大きい。早め先頭に抜け出して粘り込むレースでも勝利を掴めず、安田記念では後方待機で鋭い脚を繰り出すも勝ち負けははるか先に……。

 特にここ1年は、レース序盤に”かかり癖”が見られる場合も多く、それが最終的に「歯がゆい結果」の数々の理由ではないかという意見もある。その点に関しては、エアスピネルに跨ってきた武騎手への批判が多いのも事実だ。

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