【ゼンノロブロイ】ヨーク競馬場に行きました。〜ネクラ女医の競馬日記No.31〜
ヨーク競馬場は、イギリス北部のヨーク市にある、歴史の長い競馬場です。日本人にとっては、2005年にゼンノロブロイがインターナショナルS(GⅠ)に出走したことで、印象深い競馬場なのではないでしょうか。ロンドンから北へ300km、スコットランドにほど近いこの地を、スコットランドの義賊ロバート・ルイ・マクレガーの通称を冠したゼンノロブロイが駆け抜けたわけです。
インターナショナルSでは惜しくも2着だったゼンノロブロイでしたが、同日、「ベストターンドアウト賞」の対象となりました。これは、「最も美しく手入れされている馬」の担当厩務員へ送られるもので、日本人厩務員が受賞したのは、当時ゼンノロブロイを担当していた厩務員・川越靖幸さんが初めてのことでした。
漫画では「ゼンノロブロイも孤独だったのかな」なんて書きましたが、それだけ丹念な愛情を注いでくれる川越さんが一緒にいてくれたのならば、遥かな異国での挑戦も、全く寂しくなかったのかもしれませんね。