「レベルが違う」「楽勝する」新種牡馬の産駒を調教師が大絶賛!兄はサウジダービーにも挑戦、「超大物候補」のデビューに注目

東スポ杯2歳Sを制したシュトラウス 撮影:Ruriko.I

 もしかすると「超大物候補」なのかもしれない。

 8月3日の新潟3R・2歳新馬戦(ダート1800m)でデビューを予定しているジャナドリア(牡2歳、美浦・武井亮厩舎)だが、本馬を管理する武井調教師の評価がすこぶる高いのだ。

 美浦のウッドコースで併せ馬を敢行した10日の追い切りは、6F84秒7―ラスト11秒8を抜群の手応えでマーク。その日に向けて順調な調整が進められている。

 父はダートのG1で5勝を挙げたゴールドドリーム、半兄のコンシリエーレ(オープン)は3歳時に遠征したサウジダービー(G3)で3着に入ったことのある実力馬。期待の大きな新種牡馬産駒で、かつ兄も活躍中と血統的な魅力も十分だ。

ジャナドリアの武井調教師が絶大な自信

 これだけでもかなりの期待を持てそうなジャナドリアだが、それ以上に注目しておきたいのは、武井調教師の強気なコメントである。

『スポーツ報知』が報じた記事によれば、「今週がレースでも使えるくらい」「レベルが違う」「(新馬戦は)楽勝すると思います」とかなりの惚れ込みよう。間近で成長を見守っている指揮官がそこまでいうのだから、相当な自信を持っているに違いない。

「こういうコメントがあると競馬も盛り上がるので非常に楽しみですね。まだ43歳と調教師では若手ですが、昨年の東京スポーツ杯2歳S(G2)をシュトラウスで初重賞勝ちを決めたように注目の調教師です。昨年はハーツコンチェルト、今年はシュトラウスとアーバンシックでクラシック戦線に存在感を見せていました。今後も注目の厩舎だと思います」(競馬記者)

 ただ、この春は名前の出ていた3頭とも、陣営の期待に応えることができないまま、残念な結果に終わってしまった。

 前進気勢の強さを矯正できなかったシュトラウスは、大胆な後方待機策を採って試行錯誤したものの、3戦すべてで掲示板にも載れず、日経新春杯(G2)で4着に敗れたハーツコンチェルトは、海外遠征を挟んで仕切り直しとなった自己条件に負けられない覚悟で臨むも連敗してしまった。

 また、京成杯(G3)でダノンデサイルの2着に入ったアーバンシックも、皐月賞(G1)こそ4着と善戦したが、日本ダービー(G1)では優勝したダノンデサイルから1秒1離される11着。戦前に陣営が手応えのあるコメントを出していたことを考えると、物足りなさの残る結果だったか。

 そういった経緯もあってか、ネットやSNSでは一部のファンから「またか……」「アテにならない」「今度こそ頼む」と懐疑的な声も上がっていた武井厩舎。ジャナドリアは師の期待に応えてくれるだろうか。来月3日の答え合わせを楽しみに待ちたい。

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