最強社台グループに「侍」が挑戦状!? 苦戦が続く馬産地・日高再興へ「ハナズ」のM.タバート氏が新1口馬主クラブ設立!
また、タバート氏は今回のニューワールドレーシングの前身として、今月初めにニューワールドレーシングオーナーズを立ち上げています。大変な立場だと思いますが、その志に賛同するファンや馬主の方も多いようですね」(競馬記者)
タバート氏がニューワールドレーシングの前身として設立した『ニューワールドレーシングオーナーズ』は、広尾サラブレッド倶楽部とコラボレーションした時と同じく、馬主資格を持つ人を対象としたオーナーズクラブだ。
そこでも当然、日高地方を支援する意義が多分に含まれており、中でも目を引いたのが「目標レースである桜花賞・ダービーに当該出資馬が出走した場合に所属厩舎に謝礼金500万円を支払う」という制度だ。
つまり出資した馬が桜花賞、もしくはダービーに出走しただけで、その馬が所属する厩舎に謝礼として500万円支払うというもの。なお、この500万円はクラブ側が250万円を用意し、残りの250万円は出資した会員が負担するという。
これは一見、会員側には大きなリスクでしかない制度だ。だが、だからこそ馬主資格を持つ人だけを対象としたオーナーズクラブであり、日高地方の生産馬が桜花賞や日本ダービーといった晴れの舞台に立つことの意義深さを本当に理解できる人に参加してもらいたいという、タバート氏の覚悟が垣間見える。