C.ルメール騎手「チャンピオンになれる馬」吉田勝己氏「最高」レイデオロとの「兄弟ダービー制覇」を目指し、全弟レイエンダが「満点」デビュー!
また、レースを見守ったノーザンファーム代表の吉田勝己氏も『スポーツ報知』の取材に「最高だよ。あんなに落ち着いて走れるとは感心した。切れるところがこの馬の良さ。レイデオロと比べてもいい馬ですよ」と称賛。育成段階から評判の高かった本馬だが、改めて大きな手応えを感じているようだった。
管理する藤沢和雄調教師も「外枠でしたが、上手くなだめながら終始馬なりで、最後に少し気合をつけたくらいでしたが、反応が良かったですね」と、まずは上々の手応えを得た様子。その上で、今後については「この後は函館に戻して調整し、次走についてはオーナーと相談します」とややレース間隔を開けて使う方針を示唆した。
「レース内容は楽勝でしたが、時計は平凡ですし、相手も同じ新馬なのでまだ何とも言えない部分はあります。ただ、折り合い面にやや課題があるものの、勝負所で瞬時に反応できる瞬発力は兄と同じで良いものを持っていそうです。
気になる今後の進路ですが、藤沢先生が『一度、函館に戻す』とおっしゃられていたので、順当なら9月2日の札幌2歳S(G3)が有力だと思います。次に考えられるのは、昨年この新馬戦でデビューしたソウルスターリングと同じ、10月東京のアイビーS(OP)、もしくは11月の東京スポーツ杯2歳S(G3)でしょうか。
いずれにせよ、年末には兄のレイデオロが勝ったホープフルSが今年からG1に昇格したので、陣営は逆算していると思います」(競馬記者)
関係者の話を聞いても来年のクラシックへ向けて希望が膨らむばかりだが、そんなレイエンダにとって今後の最も重要な課題は、実は「ルメール騎手の確保」ではないだろうか。