「本当に、もう終わってしまったのか」ヴィクトリアマイル(G1)に出走するストレイトガール、レッツゴードンキ、メイショウマンボの「現状」と復活への「期待度」(2)
<結論>
追い切りの動きは良いがハードにやった分と、前走でスプリント戦を使ったことで折り合いに一抹の不安が残る。高松宮記念の後方からの競馬内容は、確かに情状酌量の余地はある。だが、これなら馬場コンディションも踏まえ、いっそのこと逃げた方がいいかもしれない。それから根本的な懸念として、この馬が勝った桜花賞は1000mの通過が「62.5秒」と極端に逃げた本馬が恵まれた展開だった。それ以降に見せ場が場ないことからも、単純に桜花賞がハマっただけで、今の成績が本来の実力に近いものを表している可能性もある。桜花賞のようにスローで逃げたいが、スマートレイアーら先行勢がそれを許すかどうか。
(監修=下田照雄(栗東担当))