武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>
国内専念となった今秋の「逆襲」について
武豊騎手によると、この秋のキタサンブラックのローテーションは、連覇の懸かるジャパンC、そして昨年敗れた有馬記念が中心となるようだ。その上で始動戦に関して、昨年同様の京都大賞典もしくは天皇賞・秋になるのかは、馬の状態を見て決定するとのこと。
宝塚記念の敗戦によって大きく信頼を失ったキタサンブラックだが、武豊騎手は衝撃的な敗戦に関して「これだけファンの多い馬ですし、ファン投票の数も凄かった」と重い責任を感じながらも「本当にファンも悔しい思いをしただろうし、僕自身も残念ですごく悔しかった」と当時を振り返っている。
しかし、だからこそ最後には「もう一度、この馬の強いところを、勝つところを絶対にまた見せなければならない」と強い決意を語った武豊騎手。歴史に残る”屈辱”を味わった現役王者とレジェンドによる、捲土重来の秋を期待したい。