【札幌記念(G2)展望】衝撃の武豊降板! C.ルメール騎手とコンビを組む「新生」エアスピネルが、「2000mの鬼」ヤマカツエースに挑む
昨年は3連勝でスプリングS(G2)を勝つなど、早くから頭角を現していたマウントロブソン。しかし、肝心のクラシックでは6着、7着、7着とあと一歩足りないままだった。その後、昨年10月の菊花賞(G1)を最後に長期休養に入っていたが、先月の福島テレビオープン(OP)で復帰。+18kgという馬体で、いきなり勝利を上げている。
9カ月ぶりの復帰戦を飾った後、どこへ矛先を向けるのか注目が集まっていたが、G1の舞台でリベンジを果たすために一線級との決戦に挑むこととなった。現段階では、前走で手綱を執った石橋脩騎手が想定されているが、同厩のネオリアリズムが回避を表明し、同馬に騎乗するはずだったJ.モレイラ騎手が空いている状態。香港No.1騎手とのコンビ結成が実現すれば、ますます注目を集める存在になりそうだ。
他には前哨戦的な意味合いのある函館記念(G3)から2着のタマモベストプレイ、4着だったアングライフェン、サクラアンプルール、ツクバアズマオーといったところが参戦。一昨年の札幌記念の覇者ディサイファも警戒が必要な1頭だろう。
とはいえ、ここはルメール騎手とのコンビを組む”新生”エアスピネルが、2000mで確かな実力を持つヤマカツエースを相手にどんな競馬を見せるのかが最大の焦点になりそうだ。いよいよ迫った秋競馬の足音を感じさせる真夏の祭典・札幌記念は、20日(日)の15時45分からの発走予定となっている。