藤田菜七子騎手が14年ぶりの快挙!夏の「名物レース」に参戦の可能性も!JRA16年ぶりの女性騎手の「今」を考察する
ちなみに女性騎手のJRA通算最多勝利は、牧原由貴子騎手の34勝。如何に女性騎手が苦戦してきたのかを物語る数字ではあるが、藤田騎手であればその記録も十分に更新できる可能性があるという。前出の記者が語る。
「菜七子騎手の3勝目は新人騎手の斤量の恩恵がない特別戦で挙げたものだけに、その価値は今までの勝利よりも大きいと思います。これも女性騎手としては牧原騎手が勝って以来、14年ぶりの勝利。また、新潟の直線1000mは、馬だけでなく騎手によっても得意不得意の分かれる特殊なコース。そこを勝ち切ったことは、今後に大きなプラスになるでしょうし、もしかしたら夏の名物アイビスサマーダッシュ(G3)で、直線競馬のセンスを見込まれて騎乗の依頼があるかもしれません」(競馬記者)
アイビスサマーダッシュといえば、とにかく斤量の軽い牝馬が勝ちまくっているレース。もしかしたら、馬だけでなく「騎手」も女性の方が強いかもしれない?
(文=浅井宗次郎)