新潟記念(G3)は「メイチ」の馬を狙え! 「G1並みの賞金総額」サマー2000シリーズを巡る陣営の思惑……「ここが勝負」4頭の優勝条件を紹介
まず、現時点で最もサマー2000シリーズの覇者に近いのは、小倉記念(G3)を勝ったタツゴウゲキだろう。他にも七夕賞(G3)で6着しており、現在合計11ptを持っている。なお、本馬が優勝するパターンは以下の通りだ。
タツゴウゲキ(牡5歳、栗東・鮫島一歩厩舎)
小倉記念(G3)1着、七夕賞(G3)6着 合計「11pt」
1着:「21pt」優勝
2着:「16pt」ルミナスウォリアーが1着以下で優勝
3着:「15pt」ルミナスウォリアーの1着以下で優勝。ルミナスウォリアーが2着、またはマイネルフロストが勝った場合は同点優勝となる。なお、1着マイネルフロスト、2着ルミナスウォリアーとなった場合、3頭が同点優勝となる。
4着:「14pt」ルミナスウォリアーの2着以下、またはマイネルフロストの1着以下で優勝。ルミナスウォリアーが3着の場合、またはソールインパクトが1着の場合のみ同点優勝となる。
5着:「13pt」ルミナスウォリアーが3着以下、かつマイネルフロストとソールインパクトが1着以下で、サクラアンプルールと同点優勝。ルミナスウォリアーが4着の場合のみ3頭同点優勝となる。
6着以下:敗退決定
次にチャンスがあるのは、函館記念(G3)を勝ったルミナスウォリアーだ。タツゴウゲキに1ポイント及ばないため必ず先着する必要があるが、すでに勝利を収めている分、ここで勝てなくとも優勝の望みがあることは大きい。なお、本馬が優勝するパターンは以下の通りだ。
ルミナスウォリアー(牡6歳、美浦・和田正一厩舎)
函館記念(G3)1着 合計「10pt」
1着:「20pt」優勝
2着:「15pt」タツゴウゲキが2着以下で優勝。タツゴウゲキが3着の場合、もしくはマイネルフロストが1着の場合は同点優勝となる。
3着:「14pt」タツゴウゲキが3着以下、かつマイネルフロストが1着以下で優勝。タツゴウゲキが4着の場合、もしくはソールインパクトが1着の場合は同点優勝となる。
4着:「13pt」タツゴウゲキが4着以下、かつマイネルフロスト、ソールインパクトが1着以下で優勝。タツゴウゲキが5着の場合、サクラアンプルールと並んで3頭同点優勝となる。
5着以下:敗退決定
残った七夕賞(G3)2着のマイネルフロスト(牡6歳、美浦・高木登厩舎)と同じく3着だったソールインパクト(牡5歳、美浦・戸田博文厩舎)は、最低条件として新潟記念を勝ち切る必要がある。その上でタツゴウゲキとルミナスウォリアーの結果待ちということになるだけに、やはり苦しい立場か。