福永祐一騎手も大ショック……大器シルバーステートが屈腱炎で戦線離脱。秋G1「騎乗馬なし」のピンチに戻ってきてほしい「アノ馬」たち
例えば、シルバーステートと同じように大器と評され、毎日王冠で初対決する予定だったグレーターロンドンの前走には福永騎手が騎乗していた。毎日王冠では田辺裕信騎手に戻って参戦する予定となっているが、もしも福永騎手にシルバーステートがいなければ、継続騎乗となった可能性もあったのではないだろうか。
さらにM.デムーロ騎手に乗り替わって京都大賞典(G2)に出走するシュヴァルグランも、福永騎手が主戦だった馬だ。乗り替わりの直接的な原因は宝塚記念(G1)の敗戦にあるとウワサされているが、順調にいけば王道路線を歩む可能性があったシルバーステートの存在も一因となっていることも考えられる。
両頭とも今となってはシルバーステートが離脱したとしても、そう簡単に福永騎手の元へ戻ってくることはないだろう。競馬に競走馬の故障は付き物だが、その馬が有望であればあるほど、離脱した際の主戦騎手へのダメージも深刻なようだ。
いずれにせよ、例え長い時間を要したとしてもシルバーステートのできるだけ早い戦線復帰と、福永騎手とコンビでの活躍に期待したい。