オルフェーヴルとドリームジャーニーの「最後の妹」がデビュー! G1競走9勝「最強兄弟」の末妹の実力や如何に?
ドリームジャーニーとオルフェーヴル。2頭合わせてG1競走9勝をあげた「最強兄弟」の「妹」であるデルニエオール(牝2歳、栗東・池江泰寿厩舎)。一時代を築いた兄に匹敵する活躍が期待される同馬が、10日の阪神芝1400mに出走を予定している。
デルニエオールの父ステイゴールドは2015年2月、母オリエンタルアートも同年3月に死去しているため、同馬は「最強兄弟」の最後の全妹にあたる。オルフェーヴル以降、この配合ではリヤンドファミユ、アッシュゴールド、エストソルシエール、オルファンの4頭が誕生した。
だが、リヤンドファミユはオープンクラスまで出世したものの、激しい気性と脚部不安に悩まされ成績は低迷。アッシュゴールドはデイリー杯2歳S(G2)で2着に入り、きさらぎ賞(G3)でも3着に入るなど、期待を抱かせたものの、その後は伸び悩み現状では1000万下クラスにとどまっている。
この配合初となる牝馬だったエストソルシエールは蹄葉炎を発症して15年9月に死去。そしてオルファンは今年の4月に3歳でデビューするも2戦走って15着、8着と結果を残せていない。
言ってしまえば極端に当たりハズレがある配合なのは間違いない。このラストクロップに対してもネット上では「伝説が始まる」「(全兄、全姉とは)目つきが全然違う」と期待を抱くものがいる一方、「ダメだと思う」「馬体が小さいんじゃないかな」、不安視するものがいるなど評価が分かれているようだ。