内田博幸騎手の”謎”騎乗にファン呆然!? プラチナヴォイスで「完璧予習」も言動不一致の撃沈……ファンは「あの騎手」とのコンビ復活を熱望?
あの「やり取り」は一体、何だったんだろうか……。
14日に行われたプラチナヴォイス(牡3歳、栗東・鮫島一歩厩舎)の最終追い切りでの一幕だ。18日の菊花賞トライアル・セントライト記念(G2)出走に向け、栗東のCウッドコースで最終リハが行われた。
プラチナヴォイスは、新パートナーの内田博幸騎手を背に抜群の動きを披露。併せ馬を3馬身ほど追走したが、直線に入るまでもなくコーナーで早々にパスすると、あとは並ばせることもなくそのままゴールした。
5月のNHKマイルC(G1)以来としては破格の動きに陣営の手応えも上々。ただ、併せ馬を楽々置き去りにした調子の良さとは別に、まともな併せ馬にならなかったことには理由がある。
「4角で並びかけようとしたら一気にギアが入る。そこで脚を使い切っちゃうんだろうね。併せ馬にならなかったでしょ」
『スポニチ』の取材に内田騎手がそう答えた通り、春のプラチナヴォイスは抜群の手応えで最終コーナーを回りながらも、最後の直線で右側にささって惨敗という競馬を繰り返していた。
無論、その”悪癖”は鮫島一歩調教師を始めとした陣営も重々理解しており、内田騎手には「4角で仕掛けたらダメなんだ。そこをフワッと乗ってもらいたいよね」と注文。
内田騎手も「4角では”まだ仕掛けなくていいんだよ”と促しながらだろうね」と状況を把握。さっそくレース本番をイメージしているように見えただけに、ファンとしては新パートナーによって引き出される、この馬の本領発揮を大いに期待したはずだ。
「4コーナーで仕掛けるとダメ」ということは、必然的に最後の直線に懸ける競馬ということになる。