最強の「安定コンビ」結成!? 宝塚記念「ラブリーデイ×C.ルメール」に不安の声も、「連軸で必ず買う」!?
昨年、宝塚記念と天皇賞・秋を制したラブリーデイ。今年も連覇を狙って宝塚記念(G1)に参戦する予定だが、鞍上がC.ルメールになることがわかった。
前走のクイーンエリザベス2世C(香港・G1)では、地元のJ.モレイラが、その前の大阪杯ではM.デムーロが騎乗と、今年に入って外国人騎手の騎乗が続いているが、春の大目標での鞍上も外国人騎手が務めることとなった。
現在リーディング1位(70勝)、昨年の勝ち馬ともなれば、まさに”最強コンビ”といっても過言ではないはずだが、競馬ファンの間でのトーンは非常に低い。
昨年は大活躍したラブリーデイだったが、今年は大阪杯4着、クイーンエリザベス2世Cも4着と、昨年までの勢いが失われたような印象は受ける。昨年10戦と休みなくレースを消化した疲れが残っていると考えてもいいだろう。もちろん、復活する可能性もあるかもしれないが……。
また、コンビを組むルメール騎手も、どちらかというと「G1だと信用がおけない」と評価する声がある。原因は今年の桜花賞、断然人気だったメジャーエンブレムを、本来のレースさせず4着に敗退させてしまったところからきているに違いない。同じく通年免許を取得したデムーロ騎手がG1競走で無類の強さを誇るだけに、決して悪いG1戦績ではないがイメージが下がっている部分もあるのだろう。
とはいえ、得意舞台でのラブリーデイの安定感と実績は特筆すべきものもあり、ファンの間でも「連軸で買う人が増えそう」「相手には絶対入れる」といったコメントも多く目につく。
ルメール騎手にしても、今年は5月後半に入ってもいまだ「3着内率.502」と、2回に一度は馬券にからむ脅威の安定感でリーディングトップをひた走っている。今年はドゥラメンテにキタサンブラック、ショウナンパンドラなど強豪がひしめいているだけに勝利は定かではないが、「馬券圏に入る」という意味ではこれほど頼もしい騎手はいない。ラブリーデイとのコンビはある意味「ベストパートナー」といえるのではないか。
馬券ファンとしてはありがたいコンビとなった今回のラブリーデイ。当然ながら勝利のチャンスもある。「死んだふり」からの激走に期待したい。