サトノ軍団の「神通力」消滅!? 毎日王冠サトノアラジンの鍵は運と天
軍団の覇権継続がかけられているサトノアラジンは4日、栗東CWでジークカイザーを3馬身後方から追走。直線で脚を伸ばして1馬身差をつけてゴールし、タイムは6ハロン82秒9-11秒6を記録した。レースで騎乗予定の川田将雅騎手も「日刊スポーツ」の取材に「秋初戦で、その後のG1(天皇賞・秋)のことを思えば、いい仕上がり」と、お手馬を評価。16年以降はマイル以下のレースばかりを走ってきてサトノアラジンだったが、東京競馬場が一番合うと話し、「東京なら天皇賞の2000mまで距離はこなせると思う」と距離延長も苦にせず、前哨戦はおろか、その先まで見据えたコメントをしている。
「サトノアラジン陣営が気にしているのは距離よりも馬場でしょう。同馬は良馬場が得意なことで知られていますが、今週は金曜と土曜が雨との予報。開幕週ということもあり、そこまで荒れることはないと思いますが楽観視はできません。またサトノアラジンは勝利したスワンS(G2)、安田記念など外枠に入ったときのほうが成績を残していますので、良馬場で外枠ならば、勝ち負けまで考えられるのでは?」(競馬ライター)
春のマイル王は秋にも存在感を示し、軍団の意地を見せることができるのだろうか?