ソウルスターリング毎日王冠「重要陣営コメント」を入手。「あくまでステップ仕上げ」の心配はいる? いらない?
8日に開催される毎日王冠(G1)で主役を務めるソウルスターリング(牝3 美浦・藤澤厩舎)。同馬にとっては初の牡馬・古馬対決となり、その実力がどれほどのものかを見定める試金石といえるだろう。
来年には欧州遠征も取りざたされる存在だけに、当然ながら無様なレースを見せるわけにはいかず、ファンの中には「最低でも勝利」という気持ちを持つ人もいるのではないか。
ただ、目標はあくまでも月末の天皇賞・秋(G1)。さすがにここで究極仕上げということはないだろう。藤澤和雄調教師の思惑も気になるところではある。
14年の天皇賞を制したスピルバーグも前哨戦の毎日王冠3着、さかのぼれば03年に「秋古馬三冠」を達成したゼンノロブロイも京都大賞典は2着に敗れている。今年のダービー馬レイデオロの皐月賞直行からの日本ダービー狙いなど、「あくまでもステップ」という位置づけだけでレースに臨む……そんな心配をするファンも多いのではないか。
しかし、どうやらその心配はいらないようだ。入手した「陣営の意見」は……。
「C.ルメール騎手が先日の神戸新聞杯に向けてレイデオロ騎乗のために美浦入りした際、ソウルスターリングにも跨って感触をつかんでいたようです。
久々のレースではありますが、落ち着きもあって『力を出せる仕上がり』と陣営も自信をのぞかせているとのこと。能力にはケチのつけようがないですし、100%でなくとも圧勝まであるのではないでしょうか」(関係者)
唯一の不安とすれば、この週末の「雨」か。これまでで唯一の敗戦である桜花賞3着は、稍重馬場でのもの。馬場が荒れた際の不安は拭えないが、開幕週ということを考えればまだ楽観視もできよう。
果たしてソウルスターリングは、新たな飛躍を遂げるのか。発走の時は近い。