秋華賞(G1)和田竜二ラビットランの「可能性」と「不安」……目の覚める末脚が仇となる「コース」への対応
「秋華賞が行われる京都競馬場の内回りへの対応はレースの肝ですので、これまでのような、鬼脚にモノを言わせる大外後方一気の豪快な戦法はあまり向いていないように思えます。コーナーが4つあるので内枠の方が有利といわれており、調教を担当する辻野助手も『スポーツ報知』の取材に『内回りで流れに乗った競馬ができれば』と語っていました。
また直線距離が328mと短いですが、あまりに速く仕掛けると勢いがついて外に振られて距離をロスしてしまい、先頭に届かないということも十分考えられます。これまで通りならばどこで仕掛けるのか、また戦略を変えるのか、和田騎手の手腕が問われるのは間違いないでしょう」(競馬誌ライター)
故障で出遅れた牝馬とクラシックでの相棒から下ろされた騎手。それぞれの悲劇を乗り超えて最後の一冠へ向かうこのタッグは大輪の花を咲かせられるだろうか。