JRA藤田菜七子「飲酒疑惑騒動」払拭へ!? 前回「騎乗回避」の愛馬との勝利に「西」へ向かう
この突然の乗り替わり劇の裏には、今年の8月に勃発した未成年騎手飲酒事件があるとされている。これは菊沢一樹騎手が未成年にもかかわらず、飲酒をしたとして約1カ月の騎乗停止処分を受けたというもの。『週刊ポスト』(小学館)によれば、菜七子騎手は飲酒こそしていないものの、菊沢騎手が飲酒した場に同席していたという。さらにJRAからスポーツ紙記者に、『彼女のことは書かないでほしい』というお達しがあったとまで報じられていた。
「結局、菜七子騎手に対して表立って処分は下りませんでしたが、所属厩舎は未成年飲酒を黙認していたという事態を鑑みて、この記事が報じられた週は彼女に騎乗を自粛させました。その騎乗予定の馬の中にはコパノアラジンもいたんです。菜七子騎手からドタキャンされたコパノアラジンはデムーロ騎手が騎乗してレースを勝利。結果こそよかったものの、なんとも後味の悪さが目立つ勝利となりました」(前出・同)
今週末には約4カ月ぶりにコパノアラジンに騎乗する菜七子騎手。巻き込まれた形とはいえ、一度は自分の都合で降りたものの、寛大な心でセカンドチャンスを与えてくれた馬主のためにも勝利を掴みたいのは当然だろう。菜七子騎手とコパノアラジンの奮闘に期待したい。