JRA「大反対」ホープフルSで大盤振る舞い!? 「G1」&「藤田菜七子祭」&「スーパープレミアム」同時開催もファンは冷笑?
16日、JRA(日本中央競馬会)は12月28日(木)の競馬開催に関して、馬券発売における設定払戻率が一律80%となる『JRAスーパープレミアム』を実施することを発表した。
なんとしても12月28日開催を盛り上げたい――。JRAの意地とプライドを垣間見たような異例の大盤振る舞いだ。
これまでJRAは『JRAプレミアム』として、有馬記念や日本ダービー開催時に特定の馬券種の払戻率の上乗せを試みてきた。しかし、この『JRAスーパープレミアム』は普段から払戻率が80%である単勝と複勝を除いた全馬券種が対象。なお、中山・阪神の開催全レースが対象となる。
特にメリットが大きいのは、普段から高額配当が見込まれているため、控除率の大きい「3連単」や「WIN5」といった破壊力のある馬券種だ。3連単が72.5%から、WIN5が70%からそれぞれ80%の払戻率に引き上げとなるため、配当には大きな上積みが期待できるはずだ。是非とも、この日は”一発”を狙っていきたい。
また、JRAはこの日の中山競馬場で『2017ヤングジョッキーズシリーズ』のファイナルラウンドの開催も予定している。
全国の地方競馬と中央競馬における見習い騎手の技術の向上並びに活性化を目的として、今年から新設されたヤングジョッキーズシリーズ。すでに今年4月に高知競馬場で行われた開幕シリーズを皮切りに、全国各地の地方競馬場でトライアルが開催。ポイント上位者が12月28日に行われるファイナルラウンドへ進出できる仕組みだ。
本来、まだ知名度の低い新人騎手による争いということもあって、競馬ファンの関心度が高いとはいえない。だが、現在に限っては、JRA唯一の現役女性騎手として注目を浴びている藤田菜七子騎手が参戦しているため、たびたびメディアにも取り上げられているようだ。
それも藤田菜七子騎手は現在、東日本順位で1位、JRA内順位でも2位と奮闘中。順当にいけば年末のファイナルラウンド進出も充分に可能で、もし優秀争いに加われば大きな注目を集めることは間違いないだろう。
そして、この日のメインを飾るのが、今年から新設された2歳G1・ホープフルSだ。