JRAも万々歳? 競馬の顔・武豊が「完全主役」の秋を過ごす「3本の矢」
天皇賞・秋(G1)でキタサンブラックに騎乗する武豊騎手。キタサンブラックに騎乗する時点で「秋の主役」の一人といえるが……。
今年の秋は、全盛期を彷彿とさせるような「主役っぷり」を見せてくれそうだ。
キタサンブラックは天皇賞、ジャパンC、有馬記念と秋の王道G1完全制覇を狙う。天皇賞の結果次第の部分はあるが、3戦連続の「1番人気」も十分にあるだろう。安定感があるだけに、ファンの信頼は厚いだろう。
また今年は、混戦のダート路線でも「主役」を張りそうだ。
武騎手が跨るアウォーディーが、JBCクラシックで間違いなく1番手の評価を得るだろう。群雄割拠の状況が続くダート戦線だが、昨年のJBC制覇、ドバイで善戦と現役の中では最上級の安定感と実績があるだけに、こちらもファンの期待を集めるのは必至である。
この時点で、すでに天皇賞、JBCクラシックの1番人気は確実か。結果次第ではチャンピオンズC、ジャパンC、有馬記念、年末の東京大賞典の人気集中もあり得る。
そして今年はさらに、「別の路線」でも主役を張れる1頭が……。
「マイル路線ですね、前走の富士Sでついに覚醒といえる完勝を見せたエアスピネルがマイルCSの主役となるでしょう。これまではイスラボニータやロゴタイプが中心でしたが、そのイスラボニータをなぎ払うような勝ちっぷりは印象的でした。まず間違いなく、マイルCSの主軸になります」(記者)
競馬界の顔が、文字通り「顔」として秋を戦う。JRAとしても万々歳といったところか。