【神】M.デムーロ騎手「絶好調」VS「大不振」ペルシアンナイト!? マイルCS(G1)3歳馬「16連敗中」の理由とは


 無論、他意があったわけではないだろうが、そうなると今週のペルシアンナイトも当然「勝算あり」の選択であると考えて間違いなさそうだ。

 だが、その上でまず懸念すべきは、週末の雨模様だ。

 ここまでマイル戦で4戦2勝のペルシアンナイトだが、敗れたのは重馬場だったシンザン記念(G3)と不良馬場だった前走の富士S(G3)。ともに3着、5着と大きく崩れたわけではないものの、前走時にデムーロが「こういう馬場は合わないのかも」と語っていた通り、雨で馬場が重くなるのが歓迎のクチではないようだ。

 現時点で土曜日が雨で、日曜日は曇り。度重なる雨中の開催により、すでに馬場の悪化が目立つ京都だが、ペルシアンナイトにとって馬場コンディションは特に重要な要素となりそうだ。

 さらにこのマイルCSは、とにかく「3歳馬」の苦戦が続いていることでも有名だ。

 3歳馬は、ここ10年で[0.0.1.30]という悲惨な成績。昨年は古馬相手の重賞勝ちがあったロードクエスト、一昨年は桜花賞馬レッツゴードンキとNHKマイルC(G1)を勝ったクラリティスカイ、3年前もNHKマイルCの覇者ミッキーアイルと、一流どころの出走があるにも関わらず、馬券になったのは2010年の3着ゴールスキーだけという状況だ。

 また、優勝馬に限っては2000年のアグネスデジタルまで遡る。逆に述べれば「16連敗中」であり、1984年のレース創設以来、3歳馬で勝利したのは本馬に加え、タイキシャトルとサッカーボーイのわずか3頭。いずれも歴史的な名馬である。ペルシアンナイトにまだ大きな可能性が秘められていることは間違いないが、データ的にはとてもアタマでは狙えそうもない。

 では何故、ここまで3歳馬が不利なのか。実は明確な理由がある。

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