有馬記念ファン投票「消えたディーマジェスティ」の謎……「海外移籍」「引退」示唆する”記載”?

 あの皐月賞馬が「消えている」……。

 11月16日から12月3日まで行われる「第62回有馬記念ファン投票」。年の瀬を飾る名物レースは「グランプリ」として毎年人気投票が行われ、優先出走馬が決まるわけだが、そこで不可解すぎる出来事が起こっている。

 昨年の皐月賞馬、ディーマジェスティの名前がないのだ。サイト内の競走馬検索をかけてもヒットしない。

 ディーマジェスティは昨年、マカヒキやサトノダイヤモンドら強豪を大外一気の豪脚で下して優勝。クラシック一冠を獲得した。その後日本ダービー3着、菊花賞4着と一定の結果を収め世代を牽引。しかし、ジャパンCに参戦13着後は精細を欠き、4歳春は日経賞、天皇賞ともに6着に終わった。

 ダメージが大きかったのか、その後は放牧、療養に出され秋を見据えたディーマジェスティ。しかし、秋もたけなわとなった今になってもまったく音沙汰なし。いったいどうしてしまったのかと心配の声は多かった。現在も二ノ宮厩舎で放牧中、となっている。

 なるほど、ならば「療養中の馬は、投票対象から除外になる」ということか、と多くの人は思うかもしれない(サイトにもそういう主旨の文言はある)。しかし、投票サイトの中身を見る限り、それはない。今夏に故障で離脱した3歳アドミラブル、1年以上走っていないチェッキーノやスマートオーディンも検索すれば出てくるのだ。これでは、春に走ったディーマジェスティが除外される理由とはいえないはずだ。

 一体なぜなのか……。不可思議な出来事にファンの間でも憶測や不安が広がっている。

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