武豊と横山典弘「冷戦」真っ只中? キタサンブラック「突っかかり」に武騎手も愚痴
先月のジャパンC(G1)で3着に敗れたキタサンブラック。逃げの人気馬ということで厳しいマークに合うのは必定。1000m60秒2というタイムは、武豊騎手が思っていたよりも早かったのは昨年の同レースと比較すれば一目瞭然だ。
また、今回は序盤からキタサンブラックの尻を「突っつき」、プレッシャーを与える馬がいた。もっともプレッシャーを与えていたのは2番手ディサイファ、そしてドイツの3番手ギニョールだが、スタート直後、外からキタサンブラックめがけて飛んでくる馬がいた。
15番のワンアンドオンリーである。
2014年の日本ダービー馬ながら、その後は3年もの間苦しみ続けた同馬。このレースも16着に敗れ、その後引退が発表された。最後のレースはキタサンブラックに最初のプレッシャーを与え、4番手で運ぶも、直線では見せ場なく脱落した。調子を落としてからは、何も残せないまま競走生活を終えた……。
しかし、ワンアンドオンリーが最後に「残したもの」はあった。残念ながら「遺恨」のようなものではあるが……。