リオンディーズより心配なM.デムーロ騎手……絶不調の「きっかけ」と、やはり『情熱大陸』が!?
日本ダービー(G1)で後方から最速の上がりタイムを繰り出したが、5着に敗れたリオンディーズ。能力は同レースで勝利したマカヒキや2着サトノダイヤモンドに勝るとも劣らない部分がああるものの、この一族特有の気性の荒さやレース前のテンションの高さなどが仇となっている印象。とはいえまだ3歳春。兄エピファネイアが4歳でジャパンカップを勝ったように、まだまだこれからだ。
ファンの間で心配されているのは、リオンディーズでなくその鞍上だ。年明けから絶好調だったM.デムーロ騎手が、ここへきて絶不調に陥っているのだ。きっかけは、4月の皐月賞だという声が一般的だ。
皐月賞、リオンディーズが暴走気味に早め先頭に立ち、直線で力尽きてヨレ、後につけていたエアスピネルとサトノダイヤモンドを妨害して5着降着(4着入線)。デムーロ騎手としても後味の悪いレースになってしまい、2日間騎乗停止も喰らってしまった。
そこから、先週日本ダービー開催日終了時点で中央レース勝利はわずか3勝。今年通算は61勝でリーディング3位であるものの、かなりの失速といえる。もちろん年間100勝ペースで十分すごいわけで、調子を崩すのはどの騎手にもある。このようなデムーロ騎手を見たことがないから気になってしまう、という部分もあるのだろう。騎乗する馬の質を考えればもっと勝って然るべきという声も多いが……。
また、近い間にまた危険な騎乗や妨害をすると処分がさらに厳しくなることから「大人しくしている」という話や「ドゥラメンテで再爆発」という、宝塚記念で本命視されるドゥラメンテにすべてを賭けているなんて声も。ただ、一部ではあの呪いの話が……。
「皐月賞当日夜に放送された『情熱大陸』(TBS系)の”呪い”なんてことは言われています。キズナやら福永祐一などなど、ドキュメンタリー番組に出ると悪いことが起こるというジンクスは以前よりあります。何の根拠もありませんが、デムーロに関しても放送前から騒がれてましたから、やっぱりそうなのか? という声もあるんでしょう」(記者)
様々な話が出ているが、心配しているという部分も大きいだろう。また陽気に力強く勝利を重ねる姿を早く見たいものだ。