打倒キタサンブラック「最大のライバル」サトノクラウンにムーア騎乗濃厚!? 世界の名手のラブコール実現か
暮れの祭典有馬記念(G1)の登録馬が発表された。今年は同レースを最後に引退することを発表しているキタサンブラックが、武豊騎手を背に乗せて有終の美を飾ることができるのかに注目が集まる。
レースにはキタサンブラックをはじめ、ジャパンカップ(G1)でキタサンブラック、今年のダービー馬レイデオロを破ったH.ボウマン騎手が騎乗予定のシュヴァルグラン、アルゼンチン共和国杯(G2)を圧勝した、M.デムーロが騎乗する幻のダービー馬スワーヴリチャードなど、多くの重賞勝ちやG1好走をしたタッグが顔を揃えている。
彼らがキタサンブラックと武豊騎手においそれと勝利を譲るつもりはもちろんなく、どの陣営も”打倒キタサン”を合言葉にレースへ望むことが予想される。そしてどの馬も登録した時点で鞍上がある程度予想されているが、唯一空白となっているのがサトノクラウン(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。誰が騎乗するのかが注目されるが、どうやらあのNo.1騎手が候補としてあげられているようだ。
「まだ本決まりではないですが、R.ムーア騎手が鞍上を務めるのではないかとささやかれています。もともとムーア騎手はジャパンカップでも騎乗する予定でした。ですが、主戦を務めるオブライエン厩舎がアイダホを出走させたため、そちらに騎乗しなくならなければなったんです。結局サトノクラウンは、M.デムーロ騎手を背にジャパンカップへ臨んだもののいいところなく10着で終了しました」(記者)
さまざまなイレギュラーな事態が発生したため、誰を鞍上に据えるのかが直前まで決まりきらず、大舞台に盤石の体制で臨めなかったようだ。