JRA「忖度」でM.デムーロ騎手「G1騎乗」拒否!? 年間G1最多勝「新記録」チャンスも3週連続”騎乗パス”で「謎行動」の理由?
そう考えれば大レース、大記録になればなるほど燃える「貪欲な男」。その手綱を抑えられるとすれば、それこそJRAくらいのものとはいえるが……。
そういえば、競走馬におけるJRA・G1最多勝も1985年にシンボリルドルフが達成してから、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカと何故か7勝で仲良く並んでいる。記録更新が懸かったキタサンブラックも前走のジャパンCであっさりと敗れ、結局、引退レースの有馬記念を勝っても、最多記録に並ぶだけとなってしまった。
いつまでも最多記録として、抜かれないからこそ「輝きを失わない」という側面は確かに存在する。
仮に今年のキタサンブラックが記録を更新していれば、大いに盛り上がったことは間違いない。だがそれと同時に、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカという元王者に光が当たる機会が減少する可能性にもつながるのではないか。
果たして、それが良いことなのか、悪いことなのか。とはいえ簡単に破られないほど、その記録の価値が増すのは事実。いつかは更新されるものとはいえ「来たるべき時」に、そして何よりも「記録を破るに相応しい者」が現れた際に、新記録が樹立されることがベストといえるのだろう。
そう考えると、本当にJRAの「忖度」でもあるのだろうか……。